AKB48ブレイクの背景
2008年10月、世界は”リーマンショック”で大不況に陥った。
それと時を同じくして、AKB48は大ヒットを飛ばすのだ。
この年の10月に発売された曲こそ「大声ダイヤモンド」である。
世間では、経済不安が膨れ上がっていた。そして、正社員になれない派遣の若者が増えていたのだ。
2008年は、女の子のグループ・アイドルを受け入れる下地が整った年だったと云える。
非正規労働者数がこの年から急激に上昇する。やがて、そんな社会に異議をとなえる派遣社員がとんでもない事件を起こす。
しかも、その現場はAKB48の本山である「秋葉原」であった。
その事件こそ「秋葉原無差別殺傷事件」だ。
AKB48は、日本経済の長期停滞期にあって、若者にひとときの憩いを与えてくれる
かけがえのない存在であったと云えると思うのだ。。