♬アメイジンググレイス
1987年「さだまさし」は、アルバムに「風に立つライオン」を発表した。
この一連の経緯について「神渡良平」が著書に述べている。
少し長いが一部を引用する。
「アメイジンググレイス」は、不思議な力を持った歌である。
1746年から8年もの間、この歌詞の作者「ジョン・ニューストン」は、米英、アフリカを
行き来して、黒人奴隷貿易を行っていた。
ところが、1748年英国に帰る途中、嵐に遭遇し難破しかけた。
しかし、幸いなことにアイルランドに漂着して一命を取り留めた。
人身売買に精を出す様な私にでも神は救ってくだされた。
その後悔の念から詩を書き上げた。
それこそ「アメイジンググレイス」なのだ。
Amazing Grace how sweet the sound
That saved a wretch like me
I once was lost but now I'm found
was blind but now I see
さだまさしは、1960年代の終わりごろケニアのナクールにある「長崎大学熱帯医学研究所」で
医療活動に携わった”柴田絋一郎医師”をモデルに名曲「風に立つライオン」を書きあげた。
その間奏とエンディングに「アメイジンググレイス」の旋律を引用した。
なお、この歌は、2005年1月に、
急性骨髄性白血病で亡くなった「本田美奈子さん」が歌って注目された。
闘病中の本田美奈子さん
生前、本田美奈子さんも支援活動をしていた「日本骨髄バンク」のドナー登録者は、
なんと45万人を超えるまでに成長している。