貧困に負けなかったポップス界の女王---「マライア・キャリー」 | ブロッコリーな日々

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アイドルマート下花店店長の落書き

「マライア・キャリー」をご存知だろうか。「ホイットニー・ヒューストン」そして「ダイアナ・ロス」と並び称されるポップス界の女王だ。「安室奈美恵」と少女期の境遇が似ていることでも話題になったことがある。同じように両親が離婚している。シングルマザーであるがゆえに経済的に苦労が絶えなかった。「マライア・キャリー」も、たった一足のスニーカーも買えなかったという。彼女は歌手を夢見てN.Y.に出た。そしてウエイトレスのバイトをやりながら、懸命に作詞、作曲、歌を学ぶ。18歳になっていた。友人に誘われて、とあるパーティに参加した。音楽関係者が大勢参加しているという。彼女は、ひそかに自分の歌声をテープに録音して持参した。『--もし、お会いできたら、このデモテープを渡そう!』彼女は”チャンス”が欲しかった。そして、それがやってきた。その千載一遇のチャンスを捉えたのだ。一体誰に?その男性こそCBC(ソニー・ ミュージック)の社長「トミー・モトーラ」氏であった。所用でパーティを中座した社長は、クルマの中でテープを聴いた。流れてきたのは、”7オクターブ”とも賞賛された美しい歌声だった。そして衝撃を受けた社長は、そのままクルマをUターンさせる。急いで会場に舞い戻った社長は「マライア・キャリー」を見つけると『キミをスカウトするために戻ってきた』と息せき切って切り出したのだ。