正統派イケメン俳優であった加勢大周であるが、2008年10月に現行犯逮捕された。
容疑は覚せい剤所持である。
彼は、アルバイト中に事務所社長に見出され、芸能界入りした。
ところが人気が出ると、”母親”が個人事務所を開設し、息子の「加勢大周」の引き抜きを画策するようになる。
この動きに、彼を発掘し育成した社長は激怒するのだ。
『移籍するなら芸名を返上してもらう』それが社長の答えであった。
そして、あろうことか別のイケメンを事務所からデビューさせたのである。もちろん「加勢大周」の名前である。
ただ二人を区別するため「新・加勢大周」という通称名であったが。
このストレスが、本家・加勢大周にとっては大打撃だったのだろう。
不安に悩まされ、大麻やさらには覚醒剤に走ってしまった。
一方の「新・加勢大周」であるが、パットしなかった。芸名も「坂本一生」に変更したが、このやり方はまったく裏目に出たようだ。
結局、「事務所移籍騒動」がなければ、彼ら二人は、まったく違った人生を歩んだであろう。
いやむしろ、芸能界に入るべきではなかったかも知れない。芸名は重要である。
余談であるが、加勢大周は「勝海舟」から、坂本一生は「坂本龍馬」からの着想であったそうな。