今日は、FPガイダンスを勉強。


日本FP協会では会員倫理規定というものを定めています。第1条から13条まであるのですが、その中でも「利益相反事項」は例えば遺産の分割問題に関して、同時に複数の相続人の代理人として協議を行っていた場合に、各相続人の利益が相反するに至ったような場合、顧客から不信の目で見られることが必至であり、FPに対する信頼が失墜する可能性があるため、いずれかの当事者一方のみを顧客とするべきであると言うくだり。これ当たり前ですよね。私が携わっている不動産業でも同じです。利益は関係者間で当然のごとく相反し、それを取りまとめるのに大変な時間もかかります。「いったいあなたは誰の見方か?」といった感情は誰にでも沸き起こるでしょう。それぞれにとって一番いい解決策・・・なんてものは有り得ないと思います。やはり最初から当事者の一人を顧客とすべきだし、「もし複数と調整を行っていた場合には、相反し時間が経過した段階では、不本意ながら全ての顧客との契約関係を解除すべきです。」と言うのには頷けます。


その他、専門知識・技能・能力の向上や守秘義務についても書かれており、どれも非常に大事なことだと思うのですが、その中でもFPは対象にする分野が広範囲であり、税理士・弁護士・証券外務員・投資顧問業者といった既存の専門家が存在する各分野に足を踏み入れることは十分に想定されますが、それも好意であっても、当該専門領域の法令に違反すると言うこと。そう言った場合には、当該専門家と「協働」しながら実行していくことが必要なのですね。


実際にはどうなんでしょう・・・独立系FPの方々は、ちょっとした質問や疑問には、資産の形成や運用に関する独自の専門知識を駆使して行っているんじゃないんでしょうかね。


そのためにも、経済・社会の動向と金融機関やそのサービス内容について、常に新鮮な正確な情報を身につけるべく日々研鑽し、クライアントのニーズに十分こたえる努力を怠ってはならないのです。それにしても蓄える知識の範囲が非常に広いなぁ・・・今から少し不安。


でもね、「あいつに頼めばなんとかしてくれる、何でも教えてくれるよ!」ってなFPを目指しましょう。



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