2009年:春頃~

犬の騒音に耐えきれなくなって、子供の頃からこの地域に住み、

向かいの騒音犬【飼い主Aさん】と、30年来の付き合いである夫を通して、

【騒音犬】を静かにしてもらえるようお願いをしました。


夫も騒音犬に対して、大分参っていました。


ガレージから自転車をだして駅まで行くので出勤時と帰宅時、

自宅出~自転車を出して発進するまでの間、毎朝毎晩吠えられていたのです。


趣味でオートバイも乗るので、そちらも当然の如く吠えられます。


せっかくの休日も早朝と、やはり午後~夕方にかけて延々吠えていました。
早朝に、吠える声で何度起こされた事か…



二人で話に行く、【私】が直接言いに行く、匿名で手紙を出す、保健所に通報する等々

二人で色々話あったのですが、


夫が

「30年の付き合いで、お互い良く知っている。きっと自分が言った方がそのほうが角が立たない」

という結論に至りました。


今、思えば、とんでもないミステイクな選択でした。



【お願いした点】


1.妻が自転車を追いかけられ吠えられるので、怖い思いをしている。
奥などにリードで繋いで、道路が面していないこちら見えない所に隔離してほしい。


2.午後から夕方、長く吠えているので自転車を出す買い物など妻が外出しずらい。
 生活パターンを回りに知らせるのは、空き巣等の防犯上も良くないらしいので、
 吠えないよう奥などこちらが見えない所に隔離してほしい。



夫は、【妻(私)】が困っている、という点を強調したそうです。


もちろん【私】が一番被害を受けていましたが、自分も困っていたのに…。


その方が交渉としてうまくいく、と思ったらしいのですがこの事は、後々嫌がらせへと

繋がる伏線となりました。



ただ単に


「犬がうるさいからなんとかしやがれ」


と、決して居丈高に抗議したわけではなく、飼い主が不快に思わないよう、

私共が困っているのでこのように具体的に改善をと、丁重にお願いしたつもりでした。


また、


「吠えるのは犬の本能で、道路周りも縄張りだと思って吠えている」


という私の認識から、


道路から見えない所に繋いでやる&隔離すれば、私達が乗る自転車はもちろん、

やたらめったら吠えまくるのも減るだろうと考えたのでした。



※ここで注意して頂きたいのは、私たちは「家の中に入れろ」と一言も言っていません。


道路に面していない所に隔離してください、とお願いしたのです。


なぜなら、私たち夫婦は二人共子供時代(昭和)に、犬を外で飼っていた経験があるからです。


番犬だから犬は外で飼うもの、という認識が私たちには共通していました。
(それに…犬ってクサイし。どんなに洗ってもナゼかクサイもん!!)


もっとも、昨今は犬を家の中で飼うのが主流になっているとか…このトラブルの中で
知りました。


本当に犬は「番犬」ではなく、「ペット」になってしまったんですね。


昭和は遠くなったのですナ~…しみじみ。



Aさんは夫に、


「奥さん(私)は、いつもニコニコして挨拶してくださるから、そんな風に思っているなんて

 判らなかった、言ってくれれば良いのに」と言っていたそうです。


「犬がうるさかったら叱ってね」とも。


揚げ足を取るわけじゃないですが、「いつもニコニコしているから判らなかった」…て

変な物言いではないですか?


普通、ご近所の方と会ったら、笑顔で挨拶しませんか?


別にうるさいのは、Aさんじゃなくて犬でしすし…。


私はAさんに対して、いかにもイヤそ~な顏で挨拶すれば良かったんでしょうかね??


どこか「相手のせい」にしたがってる、皮肉な言い方です。


なんとなくスネオとかイヤミを連想してしまいました。


       
ところが、数日たって朝ゴミを捨てる時、【騒音犬飼い主Aさん】に【私】が呼び止められ
言われた事は…続きます。