読了!
近所の図書館で予約200人待ちで諦めたって話をしていたら、大学図書館にあったよ、と長女さんが借りてきてくれた~
長女さんも帰り電車で読了したらしく、面白かったと言っていた
ご存知山本文緒さんの遺作?というか絶筆で、膵臓がんで余命4ヶ月と言われてから死ぬ間際までの日記
作家の目ってすごいな〜というのが素直な感想
自分を周囲を客観的に描きつつも微妙な心の動きを淡々とした筆致で書く、ときにユーモアも
うまく死ねますように!という表現に少し笑ってしまったり
テレビを見ている自分たち夫婦のことを飼育員に寄りかかって休んでいる年取ったトド!うますぎて面白くて唸った
思い描く緩和医療の担い手と面接したあとの、わたしうまく死ねそうです!の言葉に心底ほっとしたのがわかりうるうる🥺
私も一応がんサバイバーのはしくれだけど低悪性度と最初から言われたため差し迫って死を意識したことはほぼないけれど、余命4ヶ月と言われたら、うまく死ねますように!という心境になるのかな?
ならないだろうな〜と山本さんの潔さに脱帽!
私は生きていなければ!まだまだ死ねない!と思っただろうな
書かなければ!から開放されたいと長年思っていたのに、余命4ヶ月と言われて書くことが心の支えとなった山本文緒さん
私には何かあったかな、心の支えが?子どもたち?
悪性リンパ腫というと予後不良なイメージしかなかったけれど、入院中はそこまでつらい症状はなくてご飯も美味しくて髪の毛も抜けなくて、心も安定していた
仕事も上手く辞めたいな〜と考えていたのでやった!これでうまく辞められる、病気だから仕方ないと引き止められることもないとか面倒な学校関係や町内関係、子供関係からも病気を理由に遠ざかれる!
病がごちゃごちゃし過ぎた私の生活を整理したりリセットするきっかけとなり、あれもこれもと手を出して疲弊するのはやめて、やりたいことだけをやっていこう!と決意できたのでよかった
寛解した今だから言えるのかもしれないけど
私は病気に感謝している
興味深かったのは、山本さんの最後の日々
書かれてはいないが痛みをコントロールするために軽い麻薬のようなものを持続的に投与されていたのだろう
それに伴い呼吸が浅くなるので、酸素も投与される→この記述はあった
夜間せん妄に陥った患者様が実際に感じていたことが書かれていて、せん妄状態のときは何も覚えていないのだろうと思っていたけどそうでもなく、自分でもおかしなことをしてしまった、言ってしまったという自覚はあったと😶
このような患者様にときに不愉快なことを言われて露骨に嫌な顔をしてしまっていたことを反省😓
そして幼子に話しかけるようになだめてしまったことも反省😓
緩和ケア病棟に勤務することはもうないだろうけど今なら良い看護師になれそう😶
とても悲しかったのは
明日また書けましたら、明日という絶筆
肉体が死ぬ前にやってきた作家山本文緒の死
彼女が本当に恐れていたのは書けなくなることなので、やっぱり胸に迫って悲しかった
山本文緒は望み通りうまく死ねたんじゃないか、そう思えるのが救い、山本文緒さんが読者のためにそう思えるように書いてくれたのかな?
強くて優しい人
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