子供の頃、友達から『真夏の暑い日にエアコンガンガンにしながら寒さに震えつつ毛布をかぶって寝るのが最高』と聞き及びほほ~ぅとその極楽浄土に思いを馳せていた

私の実家はわりと新しい家でしたが、父の方針が『エアコンはいらない、体に悪い、地元は涼しい!』とのことでその有り難みを甘受することはなかった

社会人になってからも私はとんとエアコンなる文明家電とは縁がなかった。昭和から平成になりずいぶん経ったこの21世紀でも私にとって『夏は暑いまま』だった

一軒家の賃貸に引っ越したが、相変わらず家にはエアコンは付いていなかった。ところが職場の同僚が使っていたエアコンをただで譲ってくれるとの申し出があり、せっかくだからいただくことにした。いくらばかりかのお礼を支払い、電気屋さんに依頼して居間に設置することとなった

それから数年、、、私はようやく手に入れたエアコンをこの暑い中エコを気にしながら程々に稼働させ子供の頃極楽浄土と聞き及んだ『エアコンに毛布』の組み合わせを楽しんでいる

『あぁ、大人になるってことは案外悪いものではないな』と感じる今日この頃