「そうなんだ。よろしくね、かおるちゃん、ちこちゃん」

「宜しくお願いします」

改めてお姉さんが頭を下げて言うので

私たちも慌てておじぎした。

「お姉さんの名前は?」

「あたしは黒木るいか」

へぇ…。るいかさんっていうんだ。

…黒木…るいか…?

「いい名前ですね」

ちこが言った。

「ありがとう」

お姉さんは笑顔で言った。

後片付けをしているとちこが来た。

「るいかさん、いい人そうだね」

私は笑い返した。

そしてちこはお姉さんのところに行った。

「るいかさん!!」

ちこの大きな声が聞こえた。

え!何!?

私は急いでちことお姉さんのところに駆けつけた。

「どうしたんですか!?」

「かおるちゃん…ごめんね。味噌汁こぼしちゃった」

床に今日作った味噌汁が全部こぼれていた。

「いえ…。気にしないでください」

明日も飲もうと思ったのにな。

でもしょうがないよね。

私もちこもお姉さんを責めるようなことはしなかった。