家に着いて、昼ご飯ができるまで自分の部屋にいた。
学校がないなんて不思議な気分だった。ずーっ休み。
なんかちょっとさみしいな。
「かおるー。ちょっといい?」
「うん」
お母さんだった。
今・・・『かおる』って呼んでくれた・・・。
「今ね、そこにハンカチがおいてあったんだけど・・・。
それ、お父さんにあげたやつだと思うの。私のお父さんって
今、どこにいるか知らないかな・・・?なんか、お母さんに
聞きにくくって・・・。
生きてるの・・・?それとも・・・」
「えっと・・・」
言いづらかった・・・。
でも・・・言わないと・・・。
「おじいちゃんはね・・・死んじゃったんだ・・・」
お母さんは驚いた顔をしたけど
「そう・・・。で、でも死んじゃったってことは、この世界に
いるってことなんだよね!?」
期待と不安が混じったお母さんの声に私はますます
言いづらくなった・・・。
「あのね・・・おじいちゃんは・・・」
そして・・・おじいちゃんのことを全部話した・・・。