私は最近、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が放送されている事を知り、
少し明智光秀の関連情報を調べていました。
歴史では、織田信長が悪いのか、明智光秀が悪いのか
という観点で見ていたので、私もおそらくNHKの大河を計画発案した人と
同じ思考で考えていました。
この大河ドラマは、明智光秀の子孫にあたる明智憲三郎さんの
著書 『明智家の末裔たち本能寺からはじまった闘いの記憶』、『完全版 本能寺の変 431年目の真実』
を元に作られていると思います。
私が印象に残った文章だけを抜き出させてもらいますが、
明智憲三郎さんは、このような事を話されています。
・先祖は明智光秀の子孫で「明田」と名前をかえてひっそり暮らしていた。
・昔は「裏切り者の子孫」なんてからかわれることもあったので、光秀の話題には極力触れないようにしていた。
・現代の明智光秀は軍記物(面白おかしく創作された作り話)で語り継がれているものばかり。
・歴史は勝者がつくるといわれているとおり、秀吉をたたえるために明智光秀を悪者として扱っている。
・なぜ明智光秀は本能寺の変を起こしたのか? その真実が知りたい一心で、これまでずっと避けていた光秀に関する歴史研究書を読むようになった。
・「光秀が信長を恨んで殺した」とあるがそれも創作、光秀は織田家の中で異例の出世をし続けていますし、信長は事あるごとに光秀を称賛していた。
・ようやく天下統一が近づき、一族も安寧を手に入れられると思っていた光秀は、自らの死後も一族が無事に過ごすためには、信長を止めなくてはいけないと決意した。信長への怨恨(えんこん)などではなく、一族を救うための謀反。
というように話されています。
──出版後、周囲からの反響はいかがですか?
明智 明智の末裔である人々からは「勇気をもらった」などの、うれしい言葉をいただきました。なかには、「これまで光秀の末裔だということは黙っていたが、あなたを知ってどうしても連絡を取りたくなった」と言ってくださった方もいます。
──今年のNHK大河ドラマの主役は、明智光秀です。光秀の子孫としては非常に感慨深いのではないでしょうか。
明智 光秀が脚光を浴びるようになったのは喜ばしいことです。ただ、残念ながら『麒麟がくる』については、歴史的事実よりもやはり面白さを重視したものになると踏んでいます。特に制作サイドから取材などの連絡もありませんでしたし。
どういうお話になるにせよ、視聴者の方にはあくまでも創作話として楽しんでもらえるといいですね。私としては、冒頭に「この物語はフィクションです」と入れてほしいですが(笑)。
引用元 https://news.livedoor.com/article/detail/17789952/
私の言葉も入ってしまいますが、NHKの大河ドラマも軍事物であるという事です。
「麒麟がくる」 ≠ 「明智憲三郎さんの著書」
また
「明智光秀」 ≠ 「明智憲三郎さん、明智光秀の子孫の方」
なんだと思います。
ただ、人間はそのように思ってしまう生き物なんだと思いますし、
歴史も強者の都合で伝えられるものでもあると思います。
でも、織田信長や明智光秀はもう現代からすると亡くなった人であって、
その人の悪口をいっても比較的、みんな無害なのかなと思っていました。
今の現代の子孫という話だけでも、
苦痛な思いをする人もいるんだと思いました。
少し、豊臣秀吉から徳川家康にどのように覇権が変わったかというのを
ネットで調べて見ても
子孫関連や権力の地位を反発を受けないように
配慮してあった事などもあったみたいですね。
豊臣家の権力がなくなるようにする過程も大変みたいですね。
この記事とまったく関係ないのですが、徳川家康はこのような歴史もあったんですね。
この和睦の際に、城の外周を囲う外堀のみを埋めることが条件になるのですが、家康はこの約束を平然と破ってしまいます。
外堀だけでなく内堀をも埋めてしまい、大坂城の防御力を奪います。
家康はこの戦いでは汚名を着ることになろうとも豊臣家を滅ぼすと決め込んでいたらしく、先の方広寺での交渉の件といい、自身の名声に傷がつくことを恐れぬ所業が目立っています。
この2年後に死去していますし、死が迫っていることを感じていて、焦りもあったのかもしれません。
後世から家康は何かと批判されることも多かったのですが、その主な原因は大阪の陣前後の家康の、こうした乱暴な振る舞いにあったと言えるでしょう。
引用元:https://app.k-server.info/history/ieyasu_hideyori_1/4/
でも、戦争という極地での思考になると思うのでわかるような気もしますが、
家康は約束を破ったり、厳しい対応をしたりしてもいたんだなとわかりました。
(後からわかったのですが、
戦国時代、信長も孫子の兵法も勉強していたみたいですが、
孫子の兵法で「人を欺く」という話があるみたいで、それは人によって解釈は違いますが、
人をだますのも兵法という認識もあるため、約束を破ったりもあったのかなと思いました。
現代社会でもそういう人っていますから。
逆にそういう人間関係って怖いですけど)
はじめは反発を受けないように豊臣家と共存するような対応だったみたいですが、
晩年は関係がより悪化したからとも思えます。
ある意味、歴史を正しく伝えてあるからかもしれませんが、
伝記では大阪夏の陣は、家康の戦う理由はめちゃくちゃですね。
第一次戦争みたいな経緯と同じ感じにも思えます。
無理やり戦う理由をつけていたとか。
きっと家臣はおかしいと思っても権力がつき過ぎて、ダメだといえなくなってとか。
戦争はこういうのが多いですね。
(私は歴史に詳しいわけではありません。)
でも、晩年での行動なので、徳川家康は
やはり徳川家一族の生活も考えたようにも見えます。
生きるか殺されるかの状況下なので、ある意味、現代の人間の思考では
考えられない心境なのかもしれません。
豊臣秀吉の血統自体、すべて徳川家によって滅ぼされたみたいです。
きっと歴史上では、これまで末裔での戦いがあったりしたのかもしれませんね。
話はそれましたが、こういう話題にも最近は触れておこうと思う心境だったので
書いてしまいました。
もう次の大河も決まっているとは思います。
自分自身、NHKの大河に何を望んでいるとか、どういう事を目指しているのかとかも
よくわかっていないのもあります。
大河ドラマの知識は少しあるのですが、俳優は出るとギャラは安いかわりに
自身の宣伝効果もあるため、1年間有名になる分、その他で収益も出るという話みたいです。
それだけ役者にも所属事務所にも利益があります。
テレビでは視聴者の印象効果もあると思いますが、お金の話題はしないですから。
逆にきちんとそういう業界のルールなども守っているのも凄いなと思ってしまいます。
私の場合はつい話してしまったりしそうです。
でも、NHKの大河ドラマって業界ではそれだけ大きいものでもあるみたいです。
それだけに、明智憲三郎さんは大河ドラマにきちんと書籍とは違うという事を
話しているのは、偉いなと思います。
私と同じ事を考えてしまう人がいると思うけど
、私はそういう利益感情を持ってしまうかもしれません。
私が明智憲三郎さんの立場だったら同じ事をできるかなというか、するのかなと
この記事を書きながら思ってました。