右足の甲(インステップ)でボールを蹴って、それを同じく右足のアウトサイドでボールをはじいて相手の右側をドリブルでぬく。
の最終形の技について書きたいと思います。
実際にやってみてできた技なので、多分、きちんと理にかなって、きちんと実現できる技だと思います。
昔はとっておきだったんで、なんか書いていてもったいない気もしてしまいます。
全体的な技のイメージとして、
ボールを止めようとする相手にドリブルで向かっていく。(できればトップスピードに近い感じで)
↓
この技を使う
↓
相手は自分の右足を出してボールを止めようとした動作の状態になる
↓
そこを相手の右側を走って抜いていく
こんな流れです。
これまでのフェイントの記事を読んでいるとなんとなく、答えに近いものがイメージできているかもしれません。
でもおそらく、予想と少し違う感じになると思います。
詳しく説明して書いていきたいと思います。
まず、ボールをとろうとする相手に向かってドリブルで向かっていきます。できれば早いスピードのままで向かっていきます。
そして、相手と距離が近くなった時に、この技を使います。
で、これまでと違うのは、前の「ドリブルの技について4」の記事で書いたように
「ドリブルをした状態のままの右足の一歩の動作で、この技を行う事」です。
少し、この動作でスピードは若干落ちるかもしれないけど、ドリブルのスピードを維持したままでやります。
他にもポイントがあって、このフェイントの2段回目の時には話したようにミスしたようにしてボールを相手に蹴るのもいいのかもしれませんが。
そうではなく、ボールを蹴る相手の場所にコツがあります。
それはドリブルをしているあなたから見て、相手の中心よりほんの少し左側に蹴ります。
普通は相手はあなたのドリブルを止めようとして、足を開いて腰を下ろすなりして対応しようとしていると思います。
その股の下のやや左側になります。
この技は使い慣れてくると、ボールを軽く蹴るスピードの調整とか、どのくらいまでのスピードで軽く蹴れば自分の右足でのアウトサイドではじけるかの限界がわかると思います。
そのボールのスピードを考えながら、相手があなたから向かって左側の足でボールをとめないといけない状態になるのを待ちます。
相手はボールをさわる動作をしないと股の下にボールを通されるかもしれないとか、トラップしないとボールをはじいてしまったりするのを避けるための対応をする思うので、相手はあなたから見て右足を軸足にして、左足のインサイドなりでボールをとろうと足が離れると思います。
この間、じっとあなたはあなたから見て相手の左足が離れるまで見続けます。
実際に、自分が相手の立場になって見るとわかると思います。あなたは左足を軸足にして、右足でボールをとめようとする動作をするとわかると思いますが、左足が軸足になってしまっているので、ボールが左足より少しでも左側に通されると何もできない状態になると思います。
相手からするとこのような状態に半強制的にさせれてしまう状態になります。
あなたから見て相手の左足が少しでも地面から離れるのを見たら、この技の次の右足のアウトサイドではじいて、相手の右側にボールを通して抜けるのは確定となります。
あなたの体勢はこの時、相手の中心より左側になってしまっているので体勢はきついですが、体は右足をついた時点ですぐ体重を右寄りに寄せてあなたもボールと同じ方向へと抜けていきます。
すこし、体勢が崩れてしまうので相手の横を通り抜けるのは大変かもしれません。
相手は、ボールを取ろうとて構えている状態だし、こちらはスピードを出したままドリブルをして技をだしている状態で抜けていくので、多少ぎこちなくボールをアウトサイドではじいてしまっても、ボールが相手の向こう側に通ればなんとかボールを保持できるんじゃないかと思います。
早いスピードでドリブルしている分、アウトサイドではじいて相手の右側を通すは難しいかもしれません。
こんな感じの技が最終的にできました。
他の人からすると、はじめは特に何しているかわからないんじゃないかと思います。
でも、私の場合、このぐらいしか大きな技がありません。