過去に読んだ本を紹介したいと思います。

 

 

 

本のタイトルを見るとズバッとしたタイトル名で驚きますが、当時のSONYのリストラについて書かれていた本です。

 

この本を私の部屋のどこかにしまったのですが、どこにいったのかわからなくなりました。

 

本当は読み直して書こうと思ったのですが、うるおぼえで思い出して書きます。

 

内容としては、リストラで会社の利益を守る経営になり、ソニーの社員がリストラ部屋に送られていく話です。

 

ただ、「ソニーの社員」というのがこの本で重要なところだと思います。

 

ソニーは、創業者の盛田昭夫さんと井深大さんという方がトップになっていました。

 

当時は、リストラをしないという事を社員に話していたり、もともと本人たちがモノづくりをする立場から発展して会社が大きくなり今の大きなソニーができました。

 

ソニーの会社は、プレーステーションなどが有名ですが、大きなヒット商品を生み出してその利益でモノづくりに金額を投資していくような形で、技術者には理想工場でした。(確かそんな感じが書いていたと思います。)

 

本を読んでいくうちに普通に黒字対策を優先して会社をしているトップの人がリストラをするような現在ではよく見る会社だなと思って見ていましたが、リストラに不満を持つ人が話す内容で、「ソニーは社員を家族のような存在という事を話していたのに・・・」と話がありました。

 

他にも井深大さんが、きちんとした文の内容は忘れましたが、会社の入社式で、「自身で会社の方針と気持ちがあっていなければ無理に会社で働かない方がよい」というような言葉に従って、ころあいとみて会社を辞めた人もいました。

 

普通に働いている会社員とソニーの社員は違うという感じがしました。

 

リストラにあった元社員はソニー自体は辞めても、ソニーという会社は好きらしいです。

 

ソニーの創業時代の会社の経営者の精神を持っているという感じでした。

 

読んでみるとソニーの会社がどんな会社だったかなどがわかるような本でした。

 

本には書いていませんが、インターネットで調べてみるとプレーステーションも運がよく次世代機として登場して有名な企業やゲーム作品が集まったようにも思えました。

 

『盛田昭夫がプレステの「ステ」が「捨て」に通じることから避けさせたという。「プレステと呼ぶなー」という新聞広告を出したこともある。』

という話もあるみたいです。

 

プレイステーションはスーパーファミコン互換のCD-ROMゲーム機で使われる予定だったのですが、これがダメとなってプレーステーションが生まれました。

本当は任天堂と共同開発だったけど、確か任天堂が急にやらないとなって、仕方なくソニーがプレーステーションを世に出したらヒットした感じです。

 

企業の話では珍しいのかもしれませんが、義理人情もうまく作用した形でした。