多くの人が、英語学習のかなり初期段階で Hello という言葉を習ったのではないでしょうか。


この、みなさんご存じの Hello という言葉は、1700年代初頭からある言葉のようですが、

挨拶言葉としてメジャーになったのは、もっとずっと後のようです。


それまでの挨拶は、普通に 

‘good morning’,

‘good afternoon’,

‘good evening’,

などが使われており、「ハロー」は古くは ’Hullo' という表記で間投詞として使われていたようです。


『シャーロック・ホームズ』シリーズで有名な作家、コナン・ドイル(22 May 1859 - 7 Jul 1930)は、登場人物に この 'Hullo' をよく使わせていたようです。

”The Adventure of Foulkes Rath” という小説の中では、’Hullo, what have we here??' というセリフが出てきます。「あれれ~」みたいな感じでしょうか。


ここでも別の例が見られます → https://books.google.com.au/books?id=uql4DQAAQBAJ&pg=PT293&lpg=PT293&dq=sherlock+holmes+%22hullo%22&source=bl&ots=eyS4spwsxP&sig=ACfU3U2OWxtuFwGJTEqt_fFpzs5nKM1AIg&hl=en&sa=X&ved=2ahUKEwj3g-WutpXqAhV9zjgGHYb3AUEQ6AEwA3oECA8QAQ#v=onepage&q=sherlock%20holmes%20%22hullo%22&f=false 


『電話』という画期的なデバイスが発明された時、人々は、繋がった瞬間に何と言えばいいのか困惑していたところ、発明王 Thomas Edison (11 Feb 1847 – 18 Oct 1931) が、’hello' と言ってはどうか、と提案し、それが浸透し、今も踏襲されている・・ということのようです。

ちなみに、電話を発明したアレクサンダー・グラハム・ベル(3 Mar 1847 - 2 Aug 1922) は、'hello' ではなく、’ahoy-hoy' を押していたようです。


それを知ってか知らでか、The Simpsons (シンプソンズ)に登場する Mr Burns は電話の際、’ahoy-hoy' と言っています。シンプソンズを観る時は、注意して聴いてみると、「あっ、ホントに言ってる!」とプチ感動が味わえるかもしれません。


Conan Doyle と Graham Bell と Thomas Edison が同じ時代の人で、この人たちの時代に ’Hello’ の使われ方が変化していったことも興味深いですが、個人的には、Doyle と Bell が共にエディンバラ出身であることや、この3者の生誕日・死没日に ゾロ目が目立つ・・という点に、そこはかとなくミステリーを感じます。


お断り) 資料からの二次情報がベースとなります。一つの説として考えて頂けましたら幸いです。

<a href="https://www.photo-ac.com/profile/2230372">佐藤sato</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真


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