・従来のバージョンでは、クラスタサーバの二重化構成によるシステムの冗長化を取っていたが、Exchange Server 2010では新方式として「DAG(Database Availability Group)」を採用した。DAGではメールボックスサーバのグループ内でデータベースを複製し、障害発生時には別のサーバ上のデータベースへのフェイルオーバーが可能になった。
・Exchange Server 2010では機密情報を含んだファイルを添付して送信してしまうなどの「メールの誤送信」を防ぐ機能が強化された。事前に登録したルール設定によって、キーワードやメールアドレス、ドメインなどの条件を基に、送信時のアラート機能などで重要なデータの流出を防ぐことができる。
また、製品自体のセキュリティ機能強化はもちろんのこと、「Active Directory Rights Management Services(AD RMS)」と連携し、メッセージに含まれた情報へのアクセス制限を適用できる。例えば、メールを転送した場合、メール受信者の職権に応じた閲覧のみ、転送可否、印刷可否などの設定が可能。
・データベースの最適化によって、そのパフォーマンスが向上し、負荷が軽減された。マイクロソフトによると、「Exchange Server 2010ではディスクI/OがExchange Server 2007との比較で最大70%、Exchange Server 2003との比較で最大90%削減できる」という。