今日は身体の硬さのとはについてお話したいと思います。
よく「身体が硬いのは骨格のせい」だとか、「昔からです」と言う方がいます。でも、赤ちゃんをみれば、それが本当に生まれつきかののだろうかと疑問がでます。
もちろん、個性として、靭帯の柔軟性が高い人や逆に低い人はいます。また、病気によって骨格が変形してしまう方もいます。ただ、多くは同じような関節の構造であり、動く範囲もいわゆる正常範囲である事が自然です。
つまり、骨格の差(太さや長さ)はあったとしても、動く範囲に大きな差はありません。差があれば関節の異常を疑います。「骨格のせいで、正座が昔からできません」というのはおかしい、となります。
身体の硬さは、端的に言い直すと「関節の硬さ」となります。身体で動く所はほぼ関節ですね。では関節の硬さとは何か?ということになります。
2つあるいはそれ以上の骨が結合されているものを関節(かんせつ)と呼びます。関節には、関節腔がある可動性のものと、関節腔がない不動性のものがあります。
関節部で結合する両骨の骨端のうち、凸部をなす部を関節頭、凹部をなす部を関節窩といいます。関節面は関節軟骨で覆われているので、とても平滑で弾力をもっています。関節の表面は結合組織の皮膜につつまれていて、これを関節包といいます。関節包で囲まれた部分を関節腔といい、その中に滑液が入っています。この滑液は、内側の粘膜から分泌されて関節面の摩擦を防ぎ、動きをスムーズにする潤滑油の役割を果たしています。
この構造体の中に問題が起こると、動きを制限することになります。制限が起こった場合の原因を「制限因子」といいます。制限因子には主に下にあるようなものがあります。
※主な制限因子※
・骨の衝突:例)変形
・皮膚の伸張性の低下:例)火傷
・筋の短縮:例)拘縮
・関節円板の挟み込み:例)半月板損傷
・滑駅の貯留:例)関節水腫
・関節苞の癒着:例)手術後
・骨の衝突:例)変形
・皮膚の伸張性の低下:例)火傷
・筋の短縮:例)拘縮
・関節円板の挟み込み:例)半月板損傷
・滑駅の貯留:例)関節水腫
・関節苞の癒着:例)手術後
そう「筋肉」です。筋肉は関節を動かす力の源です。他にも重力を使って動くことはできますが、自分の意志で制御できるのは筋肉です。
基本的に筋肉は、「収縮」といって短くなることで関節を動かします。この収縮がずっと続いてしまうと、筋肉の組織そのものが柔軟性を失ってしまうことがあります。この状態は、「肩凝り」の様な一時的な硬結状態や、寝たきりの方の「拘縮」のようにかなり不可逆に近い状態まであります。
病気でなくても、特定の運動方向をまったく動かさなければ、拘縮のような変化はおこります。
最近では、和式トイレにしゃがめない子どもがいるようです。赤ちゃんの頃の脚を見れば、それが生活習慣によってもたらされたことを想像するのは容易です。この例のように、子どもでさえ、拘縮は起こります。
その他の、皮膚や骨に関する制限因子は、基本的に外傷や、炎症の後に起こるのが殆どですので、一般の生活の中ではあまり起こらないでしょう。
五十肩で肩が上がらないのは、関節包の癒着が大きな原因の一つです。その背景には、筋肉の炎症や、滑膜の炎症などがあります。
以上に見てきたように、一般的には主な制限因子は筋肉ということになります。この場合、ストレッチなどを通して、「筋肉の協調性」を高めることで克服できるようになります。
つまり、硬さの原因は、殆どが自分で解決できるのです。
身体が硬いのは元々ではなく、自分に理由がある訳ですから、自分が変われば、硬い身体も変わるはずです。
基本的に筋肉は、「収縮」といって短くなることで関節を動かします。この収縮がずっと続いてしまうと、筋肉の組織そのものが柔軟性を失ってしまうことがあります。この状態は、「肩凝り」の様な一時的な硬結状態や、寝たきりの方の「拘縮」のようにかなり不可逆に近い状態まであります。
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