道内に住むようになり、函館に感じる旅情が変わりました。以前ははるばる来た異国感、今は身近で味わえる異国感、そんな違いです。10月は二度函館を訪ねる機会がありました。いずれの機会も、坂で市電を撮り、やきとり弁当を食べました。普通の北海道とは一味違う函館、行きたくなったらすぐ行ける今の環境が嬉しい。(2022/10/19,24)
最初の訪問は、本州からのフェリー旅の帰り。津軽海峡を渡り函館に着いたのが夜。いつものセンチュリーマリーナで一泊し、翌朝、宿の近くを散歩したときに一枚。街路樹が色づいています。
センチュリーマリーナの豪華朝食を終え、チェックアウトまでの間、ちょこっと市電撮り。秋空と相馬ビル、そして市電。空気がヒンヤリ、気持ちよい朝です。
末広町から十字街まで、坂を眺め、登ったり下ったりしながら、やってくる市電を撮る。幸せな時間です。
日和坂に大きなナナカマド。「街路樹にはナナカマドが多い」、北海道に来て気づいたことの1つです。紅葉はじめの今も素敵ですが、落葉して赤い実が残る様がさらに良いんです。
次の楽しみができました。冬に、ここでまた撮ろう。
「海峡通り」、函館らしいネーミングでいいなあ、いつも思います。
数日後、ふたたびの函館。旧友Aさんとの鉄旅のラストに寄りました。今度は夕暮れの青柳町。紅葉した三森山とわきたつ雲、不思議な夕景です。
晩秋の谷地頭の坂。
名残惜しいですが、そろそろ時間。後ろ髪をひかれつつ、でもそれがまたいいんです。最後に古い車両にも会えたし!
白老鉄日記vol.93「坂と海とやきとり弁当の町」でした。 See you again.