新幹線ときの座席に腰を下ろす。見慣れた景色が車窓に流れてゆく
熊谷、高崎を抜け長いトンネルを抜けるとまだ雪国では無い晩秋の新潟だ。
川端康成の雪国の風情は今は昔。越後湯沢はキレイなスキー場と観光地に変貌している。
買い求めた駅弁の釜飯を紐解く。
鶏肉、栗、椎茸、山菜が錦糸卵の上に載っている。これは有名な横川の釜飯かなあ?
一口ほうばる。甘く煮付けた椎茸と薄味の釜飯が実に良くマッチし美味い。栗や山菜も控えめな味で邪魔しない。
釜飯ひとつでも長年の伝統が詰まっているもんだなあ。しかし車内で食べる駅弁。増して釜飯は独特の雰囲気があり旅気分を上げてくれる。
釜飯を食べ終わり川端康成先生も存命ならさぞ時の流れに驚かれる事だろうなどと漠然と景色を眺めていると終点の新潟が近ずいて来た。
早いなあ。2時間もかからず着くんだ。

