長い長いトンネルを抜けると北海道に入る。


列車は逆走するような形で函館に向かう。駅に降り立ち周りを見渡すが青函連絡船が無くなった今、寂しい街になっていた。


ホテルのチェックインまでには随分時間が有るので駅でレンタカーを借り少しきままなドライブを楽しむ。


宛もなく山の方に車を向ける。途中で何か動物が飛び出して竦んでこちらを見ている。


あれなんだ?ああキタキツネじゃないか。車を止め立ち去るのを待つ。北海道感出てきたぞー!


時間が有るので何かレジャー施設は無いかとウロウロしていると巨大な流れるプールが。何故か海パンを持っている(笑)二時間ほど波に身を任せ泳ぐ。寝台で凝り固まった身体がほぐれてゆく。


しかしまさか函館で泳ぐとは。きままな旅とは言え自分の計画性の無さに苦笑いする。


プールから出て海の方に向かう。なんかデッカイ船が係留してあるな。これは...青函連絡船だ。今は展示用に固定されているようだ。さっそく見学する。




色々な客室がある。豪華な個室から床に雑魚寝の船室まで。しかし大きい。青函トンネルが開通する前は本州と北海道を繋ぐ大動脈を担った青函連絡船。


数しれぬ夢と希望。失意や落胆。悲喜こもごもを載せて長年行き来した連絡船。その思いが古い船室に染み込んでいるようだ。


石川さゆりさんの津軽海峡冬景色の光景が浮かぶ。


船から降りると喉が渇いた。ふと見るとソフトクリームが売っている。何?イカ墨ソフト?怖いもの見たさで購入し恐る恐る一口舐める。




あれ?普通に美味い。見た目はグレーだが味は普通。そんな事を考えているとそろそろ3時近いのでホテルに向かう。

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