9月3日読了
- ¥1,575
- この本を出版したのが2004年。
- 著者 山野井 泰史は2002年にヒマラヤのギャチュン・カン 北壁(7952m)に妻の妙子と登頂に成功(妙子は途中断念)後、雪崩に巻き込まれ遭難。しかし奇跡的に二人との生還した。
- 前書きで、前述の遭難が原因の凍傷で手足あわせて10本の指を失うことになり、本書発行時にはリハビリ中との記述があった。
- 本書では7章に分け山野井が挑戦した山々の記録が綴ってある。
- 山野井の登山スタイルは「アルパイン・スタイル」とよばれるもので、基本は無酸素でベースキャンプを出発してからは一気に登り(途中ビバークをすることもある)、個人の力だけで登るスタイルである。
ヒマラヤ登山などというと重たいザックを背負い、何日もキャンプをして登るものだと思いがちだが、山野井のルート、スタイルはまったく違うもの。
ルートは書名のとおりほぼ垂直に近い壁面を直登していくもので、夜になればわずかなスペースがあればそこに簡易テントを張るか、なければロープでテラスを作りそこにテントを張りビバークをして頂上を目指す。
私達一般人には想像のつかない世界と、考えただけで気が遠くなるような苦労をして冒険をしている。
遭難後の山野井氏が気になったが、リハビリ後にもクライミングを続けており、2008年にジョギング中に事故にあい、入院したそうだ。
面白かったが、遭難したときの局面の描写がすばらしく、よく生還できたと思ってしまった。









