次々と本を読み漁っているので忘れちゃもったいないので列記することにする。

★は5点満点で、基本2点以下は読了していない本...


1.アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない


★★★

題名が内容のほとんどを物語る本。


2.闇金裏物語


★★半
いわゆるサラ金等で借金できなかった人が利用する高利貸しの裏話。

裏話といっても「ナニワ金融道」を読んだり、ドラマを見たりしたことのある人はあまり目新しいものがあるわけではない。


3.歌舞伎町ぼったくり懺悔録

★★★
著者は歌舞伎町で一大チェーンを率いて、摘発されたことがあるらしい。
よく聞く「ポン引き」でぼったくる手法ではなく、若い女性を利用した手口が新鮮で面白かった。
前述の金融道の前に読んだが、こちらのほうが色々な苦労がわかりそれはそれで面白かった。
まぁ、明日はわが身だと思い気をつけることにしよう...
4.小さい“つ”が消えた日

★★★★

「エチカの鏡」で本のソムリエが紹介していた本。

誰にでもみんなの役に立っていることが必ずあるということがわかる本。

45分ほどで読める本なので立ち読みでも頑張り次第で読めるかも。

5.やってみたら、こうだった

★★★半

タブロイド紙や週刊誌に載っている風俗広告が実際にどういうものなのかを著者が体験したルポルタージュ。

週刊誌の企画で色々な風俗を体験するものを再編集し、単行本にしたもの。

「宅配裏ビデオ」なんかは昔同僚と頼んでみようかどうしようか酒の肴にして話をしたものだ。

高級デリバリーヘルスなども本当にCAなんかが来てしまうのが信じられない。


6.自らの身は顧みず


★★★★
顧みなくても自衛官の頃よりは高収入だと思う元航空幕僚長の著作。

「日本はすばらしい国だ」 「日本は侵略国家ではない」と言ってクビになった。

もともと日本人は崇高ですばらしい民族であり、戦争中も私たちが教育されたようなこととは違っている事実もあるということ。(南京大虐殺、義和団事件など)

これらは田母神氏だけではなく、今後紹介するであろう著者の本でも同じようなことが書かれており、なぜ日本は中国や韓国、北朝鮮に負い目を感じるような教育、政策しか取れないのだろうかと感じてしまう。

テレビのトーク番組で共産党の息がかかった人が「憲法9条はすばらしい、これを世界に進めることは世界平和につながる」などとまったく持って調子っぱずれの事を言っているようでは閉口してしまう。

憲法9条とは一言で言うと「日本は軍隊を持たない、交戦権を持たない」となっている。

マルキストたちは「日本は戦争をしないのだから軍隊(自衛隊)はいらない。軍隊を持つとまた侵略すると思われる」とすぐ唱える。

バカじゃないの??

こんなおめでたい方々に言ってあげたい。

じゃあ、あなたは人の家に泥棒に入らないのだから、家の鍵はかけないのか??日本の常識が通用するのであれば拉致もテロも起こらない。だが、起きているのはなぜか?

日本の常識が通用しないからだろう。そんな相手に「私たちは決して先に手を出しませんから、手を出さないでください」なんていって通用するのか?

あなたの家族が悪人にナイフを突きつけられ、あなたがナイフを持っていて、相手にナイフと突きつけても「私たちは自衛のためにしか武器を使えません。だからナイフをしまってください」と...

相手は決して先手をとられることがないとわかると、こちらが反撃できないように初撃を加えるに決まっている。

よく考えれば小学生でもわかりそうなことがわからない人たちが、たくさんいることが信じられない。

7.金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った

★★★★半

まじめに働くのがバカらしくなる本。

だけど面白い。

しっかりしろよ日本人!と言いたい。

最後の章で著者が語りたかったことが、少し強引な結びつけかたかなぁと感じた。

今度はミリ関連の書籍です。


1.奇跡の駆逐艦「雪風」 (PHP文庫)/立石 優


★★★★

太平洋戦争では日本海軍のほとんどの艦船が沈められたわけだが、この駆逐艦「雪風」は開戦から大和沖縄特攻後も戦い抜き、戦勝賠償として中国に引き取られ大事に使われたことは軍艦マニアであれば有名な話。

武勲を一冊にまとめた本になっている。

参考文献として豊田 譲の「雪風ハ沈マズ」があり、こちらも途中まで読んだが詳しすぎて断念。

本書くらいのボリュームがちょうどよい。


2.ネイビー・シールズ/ミール・バフマンヤール クリス・オスマン


★★

アメリカ海軍特殊部隊(SEALs)の内情がわかる本。

特殊部隊だけあって訓練は熾烈。

本書ではパナマ、コソボ、アフガン、イラクなどでの作戦内容を著者が記述している。

多くの写真は顔にモザイクがかかっているが、かかっていない写真があった。

7~8人ほどが銃を片手にポーズをとっている写真だったが、その後アフガンの作戦で全員が戦死したそうだ。

SEALsというとチャーリー・シーンとマイケル・ビーンの映画があったが、本書では海軍特殊部隊なのにほとんどが陸上の作戦で、しかもアフガンやイラクという砂漠であることを皮肉に感じてしまう。


3.日本海軍 失敗の本質 (PHP文庫)/千早 正隆


★★★

元連合艦隊参謀であった著者の作。

本書は過去に執筆した色々な著作からの抜粋であると思われる。

それだけに先に紹介した「雪風」の本と同様に読みやすい。

本書を読めば当時の海軍幹部がマクロ的視野に立って物事を考えず、過去の伝統や格式にこだわり戦いに敗れていくさまがわかる。

「自分はブレない」と自画自賛しているが、実はマクロ的に考えておらずただ頑固に徹しているだけだという人間を最近目にするが、ダブってしまうのは考えすぎだろうか...

しばらく更新ごぶさた...

ほぼ毎日本を読んでいるので記憶(記録)している限りで備忘録的に記述してみる...

星は独断と偏見で5点満点です。

(基本★が二つ以下は読了しない作なので紹介はしません)


■小説編


1.海辺のカフカ (上) (新潮文庫)/村上 春樹


★★★

村上春樹は一度も読んだことがなく、これが出版されたとき電車内で村上春樹とは縁がないような若い女性が読んでいた事に強い印象を持っており、今年「1Q84」で話題にもなったので初チャレンジ。

今まで読んだどの小説にも似ていなく、完全にはじめて読む展開でかなり新鮮だった。

巨匠の著書なので読んで損はないかもしれない。万人向き。


2.笑う警官 (ハルキ文庫)/佐々木 譲


★★★★★


現在映画公開中。原題は「歌う警官」。舞台は北海道札幌、小説内で一晩の出来事が展開されるが舞台が地元なので容易に距離感などが想像でき面白い。

もちろん札幌にきたことない方でもまったく問題なく楽しめる一冊。映画化も納得。

3.ユニット (文春文庫)/佐々木 譲


★★★


「笑う警官」が面白かったので同一作者の小説を読んでみた。私は面白い小説に出会うと同一作者を読みあさる傾向があるがなぜか村上春樹はカフカだけだった...

警察官を夫に持ち、家庭内暴力に悩む主婦と、妻子を未成年者に殺され世捨て人になった男の話。

これも北海道が舞台。


4.警察庁から来た男 (ハルキ文庫)/佐々木 譲


★★★★

「笑う警官」の続編。舞台も札幌。

約3時間で読破できた秀作。更なる続編に期待。


5.エトロフ発緊急電 (新潮文庫)/佐々木 譲


★★★

佐々木譲で初めての歴史小説。読んだ後でわかったことだがNHKでドラマ化されたこともあるらしい。

舞台は太平洋戦争直前。真珠湾に向かう日本海軍の艦船が択捉島単冠湾に終結したのは歴史の事実。

そこを舞台にした日本とアメリカの諜報戦。

単冠湾に日本海軍の艦船が集結したところの描写はすばらしく、想像するだけでワクワクしてしまう。

真珠湾攻撃自体が秘密の作戦だったため、当時の写真はなくうかがい知ることはできない。


6.挑戦つきることなし (徳間文庫)/高杉 良


★★★

ヤマト運輸の「宅急便」誕生を描いた著作。

経営者として会社存亡を小口便の「宅急便」に賭けようとするが社内、関係官庁からの圧力などがあり南山であった。

こういう熱い人間が政治をやれば良いんじゃなかなぁ...と思ってしまう。

交戦規則ROE (徳間文庫)/黒崎 視音
¥880

4月9日読了

「黒崎視音」の存在を知ったのは数年前、書店で平積みになっているこの本で知った。

第1版が2005年だから多分3年前のことだろう。


ハードカバーで1800円するので「文庫落ちしたら」と思い待ち続けること3年間、まだ文庫落ちしていない。その間、「六機の特殊」「警視庁心理捜査官」などを読んだが本作はまだ読んでいなかった。


とうとう、待ちくたびれて図書館にあったものを借用。なぜ文庫落ちしないかが久しぶりに開いてみてわかった。


見開き1ページ2段組の構成で377ページの長作だったのだ。これは文庫落ちしたら上、中、下巻くらいになるのかな?


ストーリーは北朝鮮の特殊部隊が新潟に上陸し、それの阻止で自治体が日本発の防衛出動を自衛隊に要請。日本国内で北朝鮮特殊部隊と自衛隊の戦闘が開始されるというストーリー。


交戦規則(Rule Of Engagement)とは「部隊行動基準」とのいわれ、有事の際の行動基準、武器使用基準などを定めたもののことである。


日本は自衛隊という組織がありながら、この方面での法整備が遅れており本著作でも法整備の遅れと現実の矛盾が指摘されている。


本著作の例をとってみれば北朝鮮特殊部隊を捕捉すべく捜索を行っている自衛隊の様子を上空のヘリから生中継を行ったり、戦闘区画に入り込んで取材を行ったりすることを自衛隊は規制することができない。


捜索中の部隊をテレビで生中継するなんて、部隊からすれば待ち伏せしてくださいといっているようなものだが「国民の知る権利」「報道の自由」などという権利を振りかざされてしまえば法整備が整っていない日本では許されてしまうのだ。


「有事の際の立法」については今まで「臭い物には蓋をする」「先伸ばし」原理でいつまで経ってもしっかりしたものが出来上がらないが、本著作のように外的が存在して問題が具体的にならないと(今でも十分具体的なのだが)腰が上がらないものなのだろうか?


著者 黒崎視音は本作の後で著作が無いように思われるが、私にとって次作を期待している作家である。

デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実

アナトリ ブクレーエフ (著), G.ウェストン デウォルト (著),





2007年12月下旬読了

以前紹介した「空へ」がロブ・ホールの「アドベンチャー・コンサルタンツ」隊の顧客ジョン・クラカワーで「空へ」の中で本作の著者アナトリ・ブクレーエフは名指しで非難されている。

「空へ」 ジョン・クラカワー

著者ブクレーエフはスコット・フィッシャー率いる「マウンテンマッドネス」隊のガイドを務めており、フィッシャーがほれ込んで連れてきた人材でもある。

ブクレーエフはロシアでは著名な登山家だったが、今では商業登山のガイドを務めながら収入を得ている状態であり旧共産圏のスポーツマンの実情が垣間見れる。

登山の全般に関する描写は「空へ」の方が詳細にわたって描かれているが、遭難時の救出に関する描写、吹雪の中での一夜でブクレーエフが何度も難波康子、ベック・ウィザース他を救出に向かった様子がわかる。

(このときジョン・クラカワーはテントで寝ていた)

「空へ」ではブクレーエフはガイドとは思えない勝手な立ち居振舞いが非難されていたが、個々の隊の隊長の考え方などが違い、また隊長から与えられているミッションの違いからも誤解を招いていたものと推察される。

現にブクレーエフは前述したが命の危険もある中夜間に何度もロブ・ホール隊の遭難者を救出に向かい何名かを救出している。

このとき難波康子さんとベック・ウィザース氏はもう死んでいると判断され(ブクレーエフ個人の判断ではない)その場に取り残されている。ベック・ウィザースは実は死んでいなく、自力でテントまで帰着している。

ブクレーエフはこのとき難波康子さんを救出できなかったことを非常に後悔しており、本作の後半で難波さんの段差さんと面会し遺品を渡している。

著者アナトリ・ブクレーエフはこの登山の後も登山活動を続けていたが、アンナプルナで遭難、死亡している。

合掌

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)/武田 邦彦
¥1,000
3月29日読了

正月の民放特番で著者『武田邦彦』氏を知る。

武田氏はゴミの分別をしていないそうだ。

特番と本作によれば分別しても回収した後の自治体処理場では一緒に処理されるので意味がないらしい。

ペットボトルはリサイクルされていると思われているが、リサイクルされているのは回収されたごく一部で残りはゴミとして処理されている。

人々はリサイクルされていると思い、安心して消費しているがリサイクルされている処理量はペットボトルの消費量に全く追いつかず、結果的にゴミがどんどん増えている。

『ダイオキシン』
ゴミを燃やすとダイオキシンが発生するということになった。
昔は空き地においたドラム缶でよくゴミを燃やしていたものだ。

過去日本では囲炉裏があり、薪など燃やして料理や暖を取っていた。

焼鳥屋のオヤジはダイオキシンを浴び続けているはずだ。

ダイオキシンはものを燃やせば発生してしまうものであることは間違いないらしい。

しかしダイオキシンの毒性は報道されているものより低く『猛毒』というのは誤報であると指摘している。

ペットボトル、ダイオキシン、温暖化、チリ紙交換が街からいなくなった理由。これらの全てに絡むのは『利権』だ。

ダイオキシン処理が必要だから焼却炉に税金をジャブジャブつぎ込み対策する。

ペットボトルのリサイクルも経路を複雑にし、利権を絡める。

我々国民には情報をミスリードしある意味『洗脳』を行う。

『温暖化が進むと北極の氷が溶け海水面が上がる』まさかこんな事信じてないでしょうね?

あたかも本当のような話だがアルキメデスの原理に反するのでウソである。

本書が全て真実だと額面通りに信用するのも盲目的だが報道を鵜呑みにしないで真実を見極める目が必要であると感じさせられる。
シャクルトンに消された男たち―南極横断隊の悲劇/ケリー テイラー=ルイス
¥2,000

3月28日読了


南極横断を試みたシャクルトンを支援するため南極大陸の反対側に食料補給基地を設営するべく上陸した「ロス海支援隊」の物語。


シャクルトン本隊は数々の書籍が発刊されている

エンデュアランス号漂流

1330マイル、1マイル1.6Kmとして約2100km。これはロス海支隊が補給拠点を築くために2シーズン目に大陸をソリで走破した距離だ。

また、南極大陸上陸すらできなかったシャクルトンとは違い、期限内に補給拠点を築き、探検隊ではないのに南極の菊のたびの記録まで作ってしまった。


しかし、彼らは帰路3名の死者を出してしまう。


シャクルトンは極地で2年にも及ぶ漂流生活で隊員を1名も死なせなかったことで英雄となったが、その影でシャクルトンの探検成功を祈り命をかけていた男たちがいたことはあまりに知られていない。


私もこの本を手に取るまではまったく知らなかった。


本隊はシャクルトンという類まれなるリーダーがいたため犠牲者は出なかったが、支隊の隊長はシャクルトンのようなリーダーシップを発揮できず隊を混乱させてしまった。


極限状態でのリーダーシップ、目的完遂に向けた熱意などを感じた作だ。


支隊が設置した補給基地で横断を実現できたシャクルトンと出会い、握手することができれば素晴らしいことであったに違いない。


支隊のメンバーはそれを最大の目的としてがんばったのだから...


現在までに支隊が設置した補給拠点は見つかっていない。また、南極横断は1950年以降に初めて実現できた。



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朝は大浴場を利用。

アメニティグッズはほとんど浴場に用意されており部屋からはタオルを持っていくだけでよい。

朝食はバイキング、小鉢に煮物やサラダなどがあり取りやすい。種類も豊富だ。

焼き物は鮭に鯖、シシャモがあり焼きたてを楽しめる。

驚いたのは玉ねぎやシシトウの焼き物もあり、まるで焼き肉状態の豊富さ。

ご飯も白米、雑穀粥、お粥があり、その日の体調に合わせて選択できる。

私はご飯派なのでパンには興味があまりないが、もちろんパンも用意されている。

しかしおかずの充実度合いからこのホテルの朝食は和食をお勧めする。
空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか/ジョン クラカワー
¥1,850

2007年12月9日読了


1996年のエベレスト大量遭難を書いた著作。


著者のジョン・クラカワーはロブ・ホールが率いる「アドベンチャーコンサルタンツ」隊の一員。

ロブ・ホール隊には難波康子さんも入っている。


1996年のエベレストはロブ・ホール隊の他、スコット・フィッシャー率いる「マウンテンマッドネス」隊、台湾登山隊、南アフリカ登山隊などが登頂を計画していた。


野口健氏の講演会を発端に、難波康子さんの遭難などの状況に興味を持ちネットで検索をして本書にたどり着く。


野口健氏講演会


ヒマラヤの山々に登るためには山岳会に所属し、登山隊を編成し上らなければならないと思っていたが、現在は「商業登山」というビジネスが成立している。


ロブ・ホールのアドメンチャー社もスコット・フィッシャーのマウンテンマッドネス社も商業登山を生業としていて700万円ほど払うとすべての準備を任せてガイドが山頂まで案内してくれる。(といってもそれなりのスキルは必要だが)


マウンテンマッドネス社 ホームページ


1996年の同じ日に登頂を計画した二つの隊は登頂後、急変した天候の影響で猛吹雪に巻き込まれロブ・ホール隊はリーダーのロブ・ホールを含む4名、スコット隊はリーダーのスコットが命を落とす。

著者のジョン・クラカワーは吹雪の中サウスコルのキャンプまで自力で戻ることができ、一命を取りとめる。


標高7000mを超える「デスゾーン」では人は簡単に死ぬ。しかも死んだ人は腐敗せずに凍りつきそのまま残る。デスゾーンでは遺体を回収することもままならないため、死亡してもほとんどがそのままだ。


本作も前半はベースキャンプから準備を重ねて登頂を目指す過程が書かれているが、登頂から遭難、救出までの後半は人の生死が紙一重で決まってしまう展開に圧倒され、頭の中で吹雪に巻き込まれた人を想像しながら読み進めた。


ロブ・ホールは吹雪で動けなくなり、吹雪の中一昼夜を明かしベースキャンプと無線で会話し、ベースキャンプは自宅の奥さんに無線をつなぎ、ロブ・ホールは最期の会話を奥さんと交わす。


スコット・フィッシャーも下山中に力尽き凍死してしまう。


翌日にアタックした隊がスコットの遺体を見つけるが回収などできるわけが無く、カメラを回収しザックを頭にかぶせて山頂を目指す。


本作の中にスコットが撮影したアタックの様子も何枚か含まれているが、写真を撮った後に彼らを襲う出来事なんか微塵も感じさせない。


本作で著者はスコット隊のロシア人ガイドのプクレーエフを非難しているが、そのプクレーエフもこの登山に関する著書を書いている。


エベレストをこの目で見てみたい、この遭難事故の裏側、事実がもっと知りたい、ヒマラヤ登山をもっと知りたいと思うきっかけとなった事故と書籍だった。


写真は白黒だがキレイでとても読みやすい作。文春文庫から文庫落ちしていて購入しやすくなった。