昨日、インド同時テロ事件に関してhostage 人質という単語を例にあげた。今日、日本のテレビニュースを見ていてもこの事件の報道があり、人質がぞろぞろ出てくる映像を目にしたときに自然とhostageという単語が頭の中で鳴り響いた。活きている英単語はこのように日本語でニュースを見ていても自然と復習できるので記憶しやすいのだ。

さて、こうしてリアルタイムの記事に登場する英単語であるが、私の暗記方法を紹介する。

●記事を一枚の紙にプリントアウト

英字新聞記事を題材にしたメルマガが毎日送られてくる。その中から興味のある記事を解説ごとワードにコピーする。左上に記事の日付を入れる。記事の中の覚えたい単語を赤い文字に変える。知らない単語ではなく覚えたい単語でよいと思う。このワード文書を一枚の紙にプリントアウトする。これで本日の教材の出来上がり。

大量に単語を覚えたい人は複数の記事を使えばいいし、忙しくて勉強する時間がない人は週に1本でもよいから継続することを重視すべし。先日も書いたが、英単語を覚える秘訣は継続すること、継続できる飽きのこない教材を使用することが肝要である。市販の単語本はすぐに飽きるが自家製の教材は飽きない。しかもその教材は世間で、地球上でリアルタイムに進行している事柄を題材にしているので飽きようがないのだ。

このプリントアウトした紙を何度も何度も読む。

● 単語帳に書き写す

英語の達人たちの書いた勉強法の本をたくさん読んできた。単語帳の作成については成功者の間でも賛否両論あることを私は熟知している。それでも私は単語帳、しかも手書きの単語帳を作ることをお勧めする。

ノートはB5サイズのごく普通の大学ノートである。一冊40枚ものを使用している。初めのころは欲張って80枚から100枚ものを使いかけた。しかし実際に常時復習するのは過去20から30ページであることから現在は40枚ものに落ち着いている。

ページの上の方に記入年月を書く。今日なら 2008.11 とシンプルに。日はいらない。ページの途中で12月に突入しても気にしない。次ページ上に 2008.12 と書けばよい。

1ページの真ん中に縦にラインを引き、左に日本語、右に英単語を記入する。

左に「人質」、右に 「hostage」と書く。電子辞書で調べた発音記号も書く。発音記号を見なければ「ホステイジ」と読んでしまいそうであるが、発音記号を見れば「ハスティッジ」と読める。音声付辞書で実際の発音も確認しておくこと。

次に重要なのはその単語の出典を書くこと。この場合は「インドテロ」とでも小さく書いておく。hostageに続いてインドテロ関連の単語が数個下に並ぶこととなるのでインドテロは一度だけ書けばよい。この出典を書くことが記憶するのにすごく有効である。出典といっても何日付の何新聞とまで書く必要はない。「インドテロ」「小室」「厚生次官」「イスズ解雇」など簡潔でよい。

この単語帳は何も英字新聞専用ではなく、一例であるが私の場合はNHKの語学講座をテレビで観ていて、そこで出会った覚えたい単語を記入する。このときは行の隅のほうにNHKと小さく書く。 

hostageに話をもどそう。hostageの下の行に実際に記事に使われている用例を書く。
 Gunmen have taken hostages 
 この場合は、hostage単体書きではなく一行目から左に「人質をとる」、右に「Gunmen have taken hostages ~」と書いてもよい。ケースバイケース。

市販の単語集の殆どは、言葉をひとつの単語という単位でバラバラに分解して列挙している。しかし私の提唱する単語帳は言葉をバラバラに分解しない。

不良債権→bad loans
夫婦喧嘩→martial quarrel
いかがわしい取引→questionable deal


というふうにひとかたまりで表記している。badの意味をしらない人はいないだろう、loanの意味をしらない人もいないだろう。この簡単な二つの単語を知っていても普通の人は「不良債券」を英語でいえないものだ。

私の単語帳はこのように実践で使用されている形で単語(便宜上単語と呼ぶ)を記入しているのだ。

つづく