新約聖書
  『イエスの誕生』 『少年イエス』
⑴イエスの誕生。
【イエスの系図】マタイの福音書1:1〜24。
1:ダビデ王の子孫『アブラハムの子孫』
①アブラハム〜ダビデ王までが14代。  
②ダビデ王〜バビロン移住まで14代。
③バビロン移住〜イエスまで14代
2:約束された救い主。
①マリヤはヨセフと婚約していた。
②結婚する前に、聖霊によってみごもった。
③ヨセフは神の教えを堅く守る人で、マリヤとの婚約を破棄する事を決心していた、天使が夢に現れて、神の計画を知り、マリヤを妻に迎える決心を固め、結婚し、イエスが生まれるまでは、妻のマリヤに触れませんでした。
④この事はみんな、神が預言者を通して語られた、『見よ、処女がみごもって、男の子を産む。その子はイマヌエルと呼ばれる』言葉ばが実件するためです。
3:イエスの誕生。
①イエスはヘロデ大王の時代に、ユダのベツレヘムの町でお生まれになった。羊飼いたちが野原で天使のお告げを聞いて、救い主イエスを拝みにやって来た。
②博士たちが、東の国からはるばるエルサレムへやって来て、ヘロデ大王に、新しいユダの王、救い主を拝みにやって来た事を告げて、ヘロデ大王は、博士たちに『ベツレヘムへ行って』その子を捜して見つかったら、必ず知らせに来てくれと頼んだ。
③博士たちがベツレヘムに向かうと、東の国で見た星が再び表れ、博士たちを救い主の所へ導き、その幼子を拝み、そして、宝の箱を開けて、黄金と乳香と没薬を贈り物として捧げ、そのまま自分たちの国へ帰って行った『神から夢の中で、他の道を通って帰るように警告を受けたからです』博士たちが帰ったあと、天使が夢でヨセフに現れて言いました。『幼子イエスと母マリヤを連れて、エジプトに逃げて、私が帰れと言うまで、そこに住みなさい。ヘロデ大王が幼子イエスを殺そうとしているからです!』ヘロデ大王は新しい王の出現を恐れ、ベツレヘムに住む2歳以下の男の子を1人残らず殺せ、と命じた。
④こうして、預言者エレミヤによって言われたことが、成就したのである。 「叫び泣く大いなる悲しみの声がラマで聞えた。ラケルはその子らのためになげいた。子らがもはやいないので、慰められることさえ願わなかった」 マタイによる福音書‬ ‭2:17〜18‬ ‭‬‬‬‬。‬‬
⑤ヘロデ大王が死ぬと、エジプトに住むヨセフの夢に天使が現れ、『イスラエルに帰国するようにと告げ』ヨセフはイエスとマリヤを連れて、すぐにイスラエルに帰った。ところが途中で、ユダの新しい王がヘロデ大王の息子アケラオだと聞いて、身の危険を感じた。すると、夢にユダヤに行ってはならないと警告を受けたので、ガリラヤ地方に行き、ナザレという町に住んだ。こうして、預言者がメシヤの事を『彼はナザレ人と呼ばれる』と語ったとおりになったのです。
⑵少年イエス。
1:イエスは成長してたくましくなり、たいへん賢い子だと評判になるほで、神も絶えずイエスを祝福してくださった。
2:イエスが12歳の時、両親と共に過越の祭に参加するために、エルサレムに行きました。ところが、祭が終って帰るとき、少年イエスはエルサレムに居残っておられたが、両親はそれに気づかなかった。 そして道連れの中にいることと思いこんで、一日路を行ってしまい、それから、親族や知人の中を捜しはじめたが、 見つからないので、捜しまわりながらエルサレムへ引返した。 そして三日の後に、イエスが宮の中で教師たちのまん中にすわって、彼らの話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。ルカによる福音書‬ ‭2:41〜46‬ ‭‬‬‬‬‬‬‬‬
3:聞く人々はみな、イエスの賢さやその答に驚嘆していた。 両親はこれを見て驚き、そして母が彼に言った、「どうしてこんな事をしてくれたのです。ごらんなさい、おとう様もわたしも心配して、あなたを捜していたのです」。するとイエスは言われた、「どうしてお捜しになったのですか。わたしが自分の父の家にいるはずのことを、ご存じなかったのですか」しかし、両親はその語られた言葉を悟ることができなかった。 それからイエスは両親と一緒にナザレに下って行き、彼らにお仕えになった。母はこれらの事をみな心に留めていた。 イエスはますます知恵が加わり、背たけも伸び、そして神と人から愛された。ルカによる福音書‬ ‭2:47〜52‬ ‭‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬