第二サムエル記 『ダビデ王の活動』 
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⑴ユダの王となったダビデ。
⑵ダビデの町エルサレム。
⑶ダビデ王の失敗。
⑷家族トラブル。
⑸エルサレムに戻ったダビデ王。
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⑴ユダの王となったダビデ。
1:その後ダビデは、主に伺いを立て、家来と家族全員で、ユダの町のヘブロンに移り、ユダの指導者たちが集まって来て、ダビデをユダの家の王とし、サウルの将軍であったアブネルは、サウルの子イシュ ボシュテを王位につかせようと、マハナに移り住み、その支配はギルアデ、アシュル、イズレエルを始め、エフライムやベニヤミンの部族、その他の全イスラエルに及んで、イシュ ボシュテは40歳で王位につき、2年間、ハマナイムでイスラエルを治め、一方ダビデは7年半にわたり、ヘブロンでユダの王として支配した。第二サムエル記2:1〜11。
2:ある日、将軍アブネルはイシュ ボシュテの軍を率いて、将軍ヨアブの率いるダビデ軍と対決して敗れた。第二サムエル記2:12〜32。
3:サウル家とダビデ家との長い戦いの中で、ダビデはますます権力を増していき、サウル王家は衰えていき、ダビデはヘブロンの生活の間に幾人かの息子が生れ、『長男のアムノン』は妻のアヒノアムから生れ、『次男のキルアブ』はカルメン人の未亡人だったアビガイルから生れ、『三男のアブシャロム』はゲシュルの王タルマイの娘マラカから生れ、『四男のアドニヤ』はハギテから生れ、『五男のシェファテヤ』はアビタルから生れ、『六男のイテレアム』はエグラから生れた。第二サムエル記3:1〜5。
4:内戦が続く中、将軍アブネルはサウル家で政治的指導者にのし上がって、その地位を利用して、サウル王のそばめの1人だったリツパと関係を持つようになり、その事で、サウルの子イシュ ボシュテ王から責められ、腹を立て、サウル王のため、どれほど尽くし、それなのに、あの女の事で難くせをつけて、恩を仇で返されるとは、覚えておかれるがよいと、イシュ ボシュテに言って、イシュ ボシュテ王は将軍アブネルを恐れ、将軍アビタルはダビデに使者を立て、全イスラエルを引き渡すのと交換に、自分をイスラエルとユダの連合軍の司令官にして欲しいと頼み、ダビデは自分の妻であるサウルの娘ミカルを連れて来る事が条件だと告げ、ダビデの元にペリシテ人100人の命との引き替えにめとった妻ミカルが返され、将軍アブネルはイスラエルの指導者たちと協議をし、また、ベニヤミン族の指導者たちと話し合って、人々の交渉の経過をダビデに報告し、12人の部下を伴った将軍アブネルを、ダビデは祝宴を張ってもてなし、将軍アブネルは安心して出て行った。第二サムエル記3:6〜21。
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【将軍アブネルの暗殺】
6:ちょうど入れ違いに、ダビデの兵士たちと将軍ヨアブが、戦利品をかかえて奇襲攻撃から戻って来た時、ダビデと将軍アブネルの話し合いが、友好的だったと聞くと、ダビデの元へ飛んで行き、将軍アブネルはわれわれを攻めるために、動静を探りに来た事を言って、ヨアブは直ちに将軍アブネルを追わせ、シラの井戸あたりで追いつき、一緒に引き返して、ヘブロンに着いた時に将軍アブネルを町の門のそばに呼び出し、短剣を抜いて将軍アブネルを刺し殺し、弟アサエルの復習をし、この一件を後になって知ったダビデは、将軍アブネルのために嘆き悲しみ、遺体をヘブロンに葬り、ダビデは家来たちに『今日、イスラエルで1人の偉大な指導者、偉大な人物が倒れた事を告げた。第二サムエル記3:22〜23。
【サウル王の子イシュ ボシュテ王の暗殺】
7:一方将軍アブネルを失ったイシュ ボシュテ王は、恐れのあまりに気力を失い、彼の兵士も動揺し、ある日昼下がり、レカブとバアナはイシュ ボシュテの家に訪れ、王は昼寝の最中で、2人はこっそり王の寝室に忍び込んで、王を殺し、首をはね、その首をかかえて、一晩中、荒野を走り、ヘブロンにたどり着き、ダビデにイシュ ボシュテの首を差し出し、ダビデは罪のない人を家の中で、寝床で殺すような不届き者と言って、側近の若者たちに、2人を殺すように命じ、死体は手足を切り離され、ヘブロンの池のほとりで木につるされ、イシュ ボシュテ王の首は、ヘブロンにある将軍アブネルの墓に運ばれ、埋葬された。第二サムエル記4:1〜12。
8:イスラエルの全部族の代表者たちは、ヘブロンにいるダビデのもとに来て『サウルが王であった時も、本当の指導者はあなたで、主は、あなたこそイスラエルの指導者だとおっしゃっています』ダビデはイスラエルの指導者たちと主の前で契約を結び、彼らはダビデをイスラエルの王とし、ダビデは30歳の時から7年間、ユダの王であり、こののちエルサレムで33年間、イスラエルとユダの全土を治め、、ダビデが王位にあったのは、合わせて40年でした。第二サムエル記5:1〜5。
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⑵ダビデの町エルサレム。
1:さてダビデは、エルサレムに入り込んでいたエブス人と戦うために、兵を率いてエルサレム攻略へと向かい、ダビデ王の命令に従って、数人の兵士たちが水路の中に潜入し、外に出たら一気に攻め、城門が開き、ダビデ軍が城内に攻込むと、敵はたちは降伏し、ダビデ王は戦力は強大なり、ツロの王ヒラムから、ダビデ王の宮殿建設のために、上等の木材、大工、石工が送られて来て、ヘブロンからエルサレムに移り住み、次々と息子や娘をもうけ、天地を支配する神、主が共にいたからです。第二サムエル記5:6〜16。
2:ダビデ王の戦力がこれ以上強大になる事を恐れたペリシテ人が再びイスラエルに戦いを挑んで来て、ペリシテ人を打ち破った。第二サムエル記5:17〜25。
3:このあと、ダビデはえり抜きの兵3万を率いて、ユダのバアラへ出かけ、ケルビムの上に座す、天地の主なる神の契約の箱を持ち帰るため、神の箱は新しい牛車に乗せられ、丘の中腹にあるアビナダブの家から運び出され、アフヨが先導を務め、ダビデ王を始めイスラエルの指導者達が後に続き、一行は主の前で小枝を使って竪琴、琴、タンバリン、カスタネット、シンバルなど、ありとあらゆる楽器を鳴らして喜び踊り、ところが、ナコンの打ち場まで来た時、牛がつまずいたので、ウザはとっさに手を伸ばし、神の箱を手で押さえ、主の怒りがウザに向かって燃え上り、主に打たれ、ダビデ王はすっかり恐れおののき、主の箱を3ヶ月オベデ エドムの家に置き、主がエドムの家を祝福した事を聞いてダビデ王はようやく安心し、神の箱をオベデ エドムの家からダビデの町へ運び、ダビデは祭司の服をまとって、主の前に力の限り踊り、全イスラエルは歓声を上げ、角笛を吹き鳴らして、ダビデを迎えに出た妻ミカルは、冷ややかな表情で『今日は、なんとりっぱな王様ぶりでした事!道の真ん中、それも女たちの前で裸でおなりになるなんて』と言って、ダビデは主の前で踊って、喜びを表すためなら、たとえ気がおかしくなったと言われてもかまわない、あの女たちは、きっとわかって敬ってくれるだろうと言って、この事で妻ミカルは、生涯、子供が与えられませんでした。第二サムエル記6:1〜23。
4:主がついにこの地に平和をもたらし、国々と戦わなくてもよい日が続き、ダビデは預言者ナタリを呼び、自分がこんなりっぱな家に住んでいるのに、神の箱は天幕に置かれたままで、神殿を建て、そこに神の箱を安置したい事を告げ、その夜の事、神は預言者ナタリに語り始め、『ダビデに私のために家を建てる必要はない事、神殿には済まない事、ダビデの息子を起こし、彼を王国を確立し、私のために1つの家を作り、私は長くダビデの家と王国を保つ事』を語り、ダビデ王に神の言葉を伝えた。第二サムエル記7:1〜29。
5:その後もダビデの王国は次々に周辺の国々を打ち破って、全イスラエルには、ダビデ王の統治のもとに、神の祝福が訪れ、ある日、ダビデ王は、サウルの家系にまだ生き残っている者がいないかを調べさせ、ヨナタン王子の子で、足の不自由なメフィボシェテが、王宮に連れて来られ、ヨナタン王子の誓いをはたし、サウル王の土地を全部返し、メフィボシェテを自分の息子同様に扱われ、いつも王と一緒に食事をし、エルサレムに移って、ダビデ王と宮殿暮らしを始めた。第二サムエル記9:1〜13。
7:【モアブ人との戦い】第二サムエル記10:1〜19。
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⑶ダビデ王の失敗。
1:翌年の春になると、再び戦いが始まり、ダビデ王はヨアブの率いるイスラエル軍をアモン人壊滅に送り、自分はエルサレムにとどまって、ある夕暮れ、昼寝から起きたダビデ王は、宮殿の屋上を散歩していると、眼下に水浴びをしている美しい女性が目に留まり、人を送り、その女性の事を探らせ、エリアムの娘でウリヤの妻バテ シュバである事を知って、彼女は、生理後の汚れのきよめをしていたところで、ダビデ王は女を召し入れ、忍んで来た彼女と性的行為をし、彼女が妊娠した事を知ると、急いでヨアブに伝令を送り、ウリヤを帰還させ、ダビデ王はウリヤに自宅へ帰るように勧め、ウリヤは自宅に戻らず、王の家来たちとともに、宮殿の門のそばで夜を過ごし、それを知ったダビデ王はウリヤを呼んで、『長い間家を離れていたというのに、なぜ昨夜は妻のもとに戻らなかった』と尋ね、ウリヤは神の箱も、ヨアブ様も、その配下の者たちもみんな、戦場で野営しているのに、どうして私だけが家に帰って、飲み食いし、妻と寝たりできるのでしょうと答え、ダビデ王は今夜もここにとどまって、明日軍務に戻ってもらう事を告げて、その夜もまた、宮殿の門のわきで寝て、翌朝、ついにダビデ王は戦場のヨアブあてに手紙を送り、ウリヤに持たせ、その書面とは『ウリヤを激戦地の最前線に送り、彼だけを残して引き揚げて戦死させる』との指示で、ヨアブはウリヤを包囲中の町の最前線に送り、ウリヤは数人のイスラエル兵士とともに戦死し、ヨアブは戦況報告をダビデ王に送り、味方の数人が殺され、ウリヤも戦死した事を報告させ、それを聞いたダビデ王は、ヨアブに落胆するなと伝えてくれと頼み、バテ シュバは夫が戦死した事を知り、ダビデ王は彼女を妻として宮殿に迎え、彼女は男の子を出産し、ダビデ王がした事は主の心にかないませんでした。第二サムエル記11:1〜27。
【預言者ナタリの叱責】
2:主は預言者ナタリを遣わし、ダビデ王に語り始めた『私はあなたをイスラエルの王とし、サウル王の迫害から救い出し、サウル王の宮殿や妻たち、イスラエルとユダの王国も与えて、それなのに、どうして私の律法をないがしろにして、このような恐ろしい罪を犯し、ウリヤを殺し、その妻を奪ったのだ!これからは殺人の恐怖が常にあなたの家を脅かし、あなたのした事の報いで、あなたの家族の者から背かれ、妻たちはほかの者に取られ、その者は白昼公然と、彼女たちと寝り、私は全イスラエルの目の前で、あなたをそのような目に会わせる』ダビデ王は預言者ナタリに自分が主に対して罪を犯した事を告白し。預言者ナタリは、主がその罪を赦してくださる事、それによって死ぬ事はない事、ただ、生まれているあなたの子供は必ず死ぬ事を告げて、帰って行き、バテ シュバが産んだ子は思い病気にかかり、ダビデ王はその子が助かるように願い求め、断食をし、一晩中、主の前で地にひれ伏し、7日目に、とうとうその子は息を引き取り、家臣たちはその事をダビデ王に告げ、ダビデ王は身を起こし、体を洗い、髪をとかし、服を着替え、主の宮に入って礼拝し、宮殿に帰って食事をし、妻バテ シュバを慰め、再びみごもり、男の子を産み、その子をソロモンと名付け、その子を愛した主は、預言者ナタリを遣わして祝福を送り、ダビデ王は主の気持ちに応えた。第二サムエル記12:1〜25。
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⑷家族トラブル。
【アマノンとマタル】
1:ダビデの息子の1人、王子アブシャロムには、タマルという美しい妹がおり、タマルの異母兄に当たる王子アマノンが、妹タマルに恋に落ち、ダビデ王が見前に来ると、『妹タマルをよこして、食事を用意させてください』と父ダビデに言って、マタルは兄アムノンの寝室を訪れ、アムノンにパンを運んで、食べさせようとした時に、兄アムノンに力ずくで、彼女を襲い、性的行為をした後、マタルを追い出し、彼女を辱め、マタルは実の兄アブシャロムに全てを話し、アブシャロム王子の住まいでひっそり暮らし始め、ダビデ王はこの一件を耳にし、アムノン王子に怒り、それから2年後アブシャロム王子は刈り取りの祝いに父ダビデと兄弟全員を招き、アムノン王子が寄ったところを従者たちに殺害させ、一方アブシャロム王子はゲシュルの王タルマイのもとへ逃げ、そこに3年間お世話になり、ダビデ王は、息子のアムノン王子の死を嘆き悲しみ、息子のアブシャロム王子に会いたいと思うようになった。第二サムエル記13:1〜39。
【息子のアブシャロムを赦す父ダビデ】
1:将軍ヨアブは、アブシャロム王子に父ダビデが会いたがっている事を伝え、アブシャロムはエルサレムに連れ戻され、2年間エルサレムにいながら、父ダビデには1度も会えなく、アブシャロム王子はヨアブに、とにかく、父上に会いたい事、父上から罪を問われるなら、殺される覚悟はできている事を父ダビデに伝えて欲しいと頼み、ヨアブはアブシャロムの言葉をダビデ王に伝え、そのかいあって、ついにダビデ王は息子アブシャロムを呼び寄せて、アブシャロム王子は父ダビデの前に出ると、ひれ伏し、その彼に、父ダビデは口ずけをして息子のアブシャロムを赦した。第二サムエル記14:1〜33。
【息子のアブシャロムから逃げる父ダビデ】
1:この後アブシャロム王子は、りっぱな戦車とそれを引く馬を買い入れ、自分を先導する50人の馬丁を雇い、毎日早く起きてエルサレム町の門へ出かけ、巧みに人々の心をとらえ、それから4年後、父ダビデに『主にいけにえを捧げるため、ヘブロンへ行かせて欲しい事を頼み、父ダビデは、それを認め、アブシャロム王子はヘブロン滞在中にイスラエル各地に、密使を送り、父ダビデの反逆をそそのかし、ダビデ王のもとに、急使が送られ、『アブシャロム王子が謀反を企て、全イスラエルがアブシャロム王子にならびいている事』を告げ、ダビデ王とその家族は、すぐに宮殿から出て、宮殿には、留守番として10人の若者いそばめを残し、ダビデ王は町の外れで一息をつき、その間に、後に従ってガテからついて来た600人のガテ人、ケレテ人、ペレテ人の外個人部隊を先導役としてダビデ王の前に進ませ、人々が神を礼拝する場所であるオリーブ山の頂上まで登りきった時、アルキ人フシャイに出会い、彼はダビデ王の到着を心待ちにし、ダビデ王はフシャイに『あなたが一緒に来てくれても、重荷になるのだけで、エルサレムに帰って、アブシャロム王子に、これからはアブシャロム王子のお仕えする事を告げ、フシャイはエルサレムに帰り、ちょうど同じころ、アブシャロム王子もエルサレムに着いた。第二サムエル記15:1〜37。
【ダビデ王とツィバ】第二サムエル記16:1〜4。
【ダビデ王をのろうシムイ】第二サムエル記16:5〜14。
【アヒトフェルとフシャイの進言】
1:ダビデ王の友、アルキ人フシャイはアブシャロム王子に謁見を求めると、『王様、ばんざい!王様、ばんざい!』と叫び、アブシャロム王子は『これが、父ダビデに対する態度か、どうして父と一緒に行かなかった』と尋ね、フシャイは、『主とイスラエルの民によって選ばれたお方に仕えたく、かつては父上でしたが、これからはあなたにお仕えします』と答え、話が決まると、アブシャロム王子はアヒトフェルに、意見を求め、アヒトフェルは『お父上が宮殿で残した、そばめたちを尋ねて、一緒に寝り、ダビデ王を侮辱すれば、全国民はもう和解の余地はないとさとり、民はあなたのもとに一致団結し、そこで、アブシャロム王子は宮殿の屋上に、誰の目にもそれとわかる天幕を張り、父ダビデのそばめたちと寝て、かつて父ダビデがアヒトフェルの言葉に従ったように、自分もアヒトフェルが語ることは全て、神の口から直接授けられた知恵のように思われた。第二サムエル記16:15〜23。
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【アブシャロム王子の死】第二サムエル記17と18全部。
1:アブシャロム王子はアヒトフェルの意見で1万2千の兵をダビデ王の追跡に行かせ、ダビデ軍とアブシャロム軍はエフライムの森で戦いを始め、アブシャロム軍はダビデ軍に撃退され、戦いはこの地方一帯に広がり、戦いの最中、アブシャロム王子は幾人のダビデ軍兵に出くわし、らばに乗って逃げていた時に、大きな樫の木の枝に髪の毛を引っかけ、宙づりになり、ダビデ王の兵士の1人がそれを見て、ヨアブに知らせて、ヨアブは3本の槍を取り、宙づりになっていたアブシャロム王子の心臓を突き刺し、ヨアブ長族の若いよろい持ち10人も、アブシャロム王子を取り囲み、とどめを刺し、ヨアブは角笛を吹き鳴らし、アブシャロム軍追撃をやめさせて、兵を引き揚げ、人々はアブシャロム王子の遺体を森の深い穴に投げ込み、石を山のように積み上げ、イスラエル軍兵士は自分たちの天幕に逃げ帰り、戦場から2人者がダビデ王にアブシャロム軍の敗北とアブシャロム王子の死を報告し、ダビデ王の目から涙があふれ、城門の屋上に上り、そこで泣き叫んだ。
2:ダビデ王が息子アブシャロム王子のために悲嘆に暮れていると、ヨアブがダビデ王の部屋を訪ね、『私たちは今日、あなたのお命をはじめ、王子様や王女様や側室型のお命をお救いになり、それなのに、あなたは嘆き悲しみでおられるばかりで、あなたは、ご自分を憎む者を愛し、ご自分を愛する者を憎んでおられるようで、もしもアブシャロム王子が生き残り、私たちがみんな死んでいましたら、さぞかし満足なさったでしょう』さあ今、外に出て、兵士たちに勝利を祝ってやって下さい、そこでダビデ王は外へ行き、町の門のところに座り、勝利を祝って、人々は続々とダビデ王のもとに戻って来た。第二サムエル記19:1〜8。
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⑸エルサレムに戻ったダビデ王。
【エルサレムに戻るダビデ王】 第二サムエル記19:9〜43。
【シェバの反逆】 第二サムエル記20:1〜24。
【ギブオン人への償い】 第二サムエル記21:1〜14。
【ペリシテ人との戦い】 第二サムエル記21:15〜22。
【ダビデ王の賛美】 第二サムエル記22:1〜51。
【ダビデ王の最後の言葉】
1:これはダビデの最後の言葉である。エッサイの子ダビデの託宣、すなわち高く挙げられた人、ヤコブの神に油を注がれた人、イスラエルの良き歌びとの託宣。 「主の霊はわたしによって語る、その言葉はわたしの舌の上にある。 イスラエルの神は語られた、イスラエルの岩はわたしに言われた、『人を正しく治める者、神を恐れて、治める者は、 朝の光のように、雲のない朝に、輝きでる太陽のように、地に若草を芽ばえさせる雨のように人に臨む』。 まことに、わが家はそのように、神と共にあるではないか。それは、神が、よろず備わって確かなとこしえの契約をわたしと結ばれたからだ。どうして彼はわたしの救と願いを、皆なしとげられぬことがあろうか。 しかし、よこしまな人は、いばらのようで、手をもって取ることができないゆえ、みな共に捨てられるであろう。 これに触れようとする人は鉄や、やりの柄をもって武装する、彼らはことごとく火で焼かれるであろう。
‭‭第二サムエル記‬23:1〜7。‬‬‬‬‬‬‬‬
【ダビデ軍の勇士たち】 第二サムエル記23:8〜39。
【ダビデ王の人口調査】 第二サムエル記24:1〜25。
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今日のまとめ。
第二サムエル記は『ダビデ王の40年間の活動、王位を主張する他の人々に対して確固とした地位を築いていくさまや、エルサレムに首都を移して契約の箱を運び込み、ついにはペリシテ人を打ち破ることなどが主な内容で、息子アブシャロムにまつわる家族の問題、またバテ シュエバとの姦淫という個人的な問題を含め、ダビデ王の生涯の暗い面についてくわしく描かれている書』