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アルファロメオ ジュリア ヴェローチェ。オーバーヒートしてエンジンルームから水が噴き出て、エンジンチェックランプが点灯している、との事での入庫。

 

この車の冷却システムは従来のエンジン冷却用と、ターボやEGRの冷却用の2系統となっている。水が噴き出たのは従来のエンジン冷却用のサブタンクからであった。テスタでフォルトを確認すると、P00B7-00 エンジンクーラントフロー不良と、P2B61-00 エンジンクーラントバイパスバルブのスタックが入っていた。

 

バイパスバルブはいわゆる電動サーモスタットで、クーラントフロー不良はバイパスバルブの動きが悪く、冷却不良になった為に入ったと思われる。フォルトはいずれも過去故障となっている。

バイパスバルブを外してアクティブテストで作動させてみると、正常に作動している。

バルブ閉

バルブ開(見難いので開口部を黄色で着色してます。)

 

フォルトの内容から、動きが悪い時があり、閉側でスタックし、オーバーヒートしたようである。

お客様と相談のうえ、念のためにバイパスバルブを交換。

 

クーラントを入れ、試運転。症状が出ないことを確認して、修理完了です。

 

アルファロメオ ジュリエッタ 1.8。エンジンをかけたら異音がして、エンジンルームから煙が出てきた、との事での入庫。積載車で引取り。

 

症状を確認する為、エンジンをかけると、けたたましい音と共に煙が出てきた。タイミングベルトカバーの中のようなので、カバーを取外してエンジンをかけてみると、一目瞭然。ウォータポンプがロックして、タイミングベルトの背面がウォータポンプのプーリ上をすべっている。

 

ウォータポンプを取外すと、シャフトが偏芯していた。

 

シリンダヘッドのウォータポンプ取付部に、細かいアルミの切削粉が見える。

 

この車、過去にタイミングベルトとウォータポンプを交換されていて、社外品のウォータポンプが取付られていた。インペラが金属製のため、偏芯して出っ張った分だけ、シリンダヘッドと干渉して削ってしまったようだ。

 

純正品のインペラは樹脂製。金属製の方が丈夫な気がするが、こういった弊害もある。

 

タイミングベルトやテンショナ等も交換。ウォータラインをフラッシングしLLCに交換。全てを組付けて修理完了です。

アルファロメオ 159 2.2。エンジンチェックランプが点灯して、エンジンの吹けあがりが何となくおかしい、との事での入庫。

 

テスタで診断してみると、P1161、P0159、P0156 ラムダセンサ2バンク2に関するフォルトと、P1173、P1176 ミクスチャエラーバンク1及びバンク2が入っていた。

 

このうちP1173、P1176 のミクスチャエラーが現在故障。空燃比がリーンでロングタームフューエルトリムも+側補正の状態。この車は、Lジェトロニックなので、燃圧低下や2次空気の吸込みが考えられる。エアフロセンサからスロットルボディ間のインテークホースを点検するが、異常なし。

 

インテークサージタンクとマニホールドをつなぐエアスリーブを点検すると、クラックが入っていた。1番シリンダ。

 

2番シリンダ。

 

4番シリンダ。

 

サージタンクを外す。

 

スリーブは4ヶ、全滅だった。

 

ただこのスリーブは単品としての部品供給がなく、インジェクタコモンレールと一体となっている。今回は予算の都合もあり、質のいい中古部品が入手できたので、そちらと交換した。全てを組付け、症状が解消されたことを確認して、修理完了です。