マセラティ クワトロポルテ 外気温表示異常、修理 | イーグルオートのブログ

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マセラティ クワトロポルテ(M139) 4.7。メータ内の外気温の表示がおかしい、との事で入庫。

 

表示する温度は、実際の外気温に近い時もあれば、そんなはずはないだろう、という時もある。外気温度センサの不良だが、この車のセンサはドアミラーの中に設置されている。またセンサの単体供給はなく、ドアミラーアッセンブリの交換が必要となる。温度の表示だけの問題ならいいのだが、オートA/Cの制御にからむ可能性があるので、修理する事に。部品を調べると、国内欠品中、本国も在庫なし。

 

この車より前のマセラティで外気温センサのみが供給されている車もあり、弊社にもセンサの在庫があったので、それが利用できないか調べてみた。現状のセンサの抵抗値はあてにならないので、ドアミラーのコネクタより、外気温センサのピンのみ切離し、そこに在庫のセンサを取付けると、外気温度と同じ表示が出た。サーミスタの特性は同じようなので利用可能と考え、ドアミラーを取外し分解する。

 

古いセンサの配線を切り、新しいものを取付る。形状は少しちがっていたが、簡単な加工で対応できた。すべてをもとに組付け。不具合が解消された事を確認して、修理完了です。