義理の父親から性的虐待を受けている少女からのSOSを受け、私と彼女は電話でのやりとりを始めました。
少女は私にポツリ、ポツリと話してくれました。
「お父さんは、お母さんにも私たちにも優しかったです。お母さんは幸せそうで、私も妹も嬉しかったです。」
「お母さんは、お父さんとの二人の写真を大事にしていて。いつも持ち歩いています。」
「結婚して2ヶ月後くらいに、深夜、お父さんが私の部屋に入ってきて・・。最初はただ見にきたのかなって思ったのですが、布団に入ってきました。」
「私が驚いて‘どうしたの?’って聞いたら、‘お母さんを悲しませたくなかったら静かにしてね’と言われて・・」
「服を脱がせようとしてきて、私が‘嫌だ’と言ったら、‘お母さんが悲しむよ。○○(妹)も泣くよ’って言われて。」
「妹は新しいお父さんが大好きで、いつも甘えているんです。お母さんもお父さんが大好きだから、私が我慢しなければいけないと思って・・。」
実際の彼女からはもっとリアルな表現がでたのですが、ブログなので省略させてください。とにかく心が痛かったです。
「私が我慢しないと、お母さんが悲しむんです。」
『あのね。知ってもらいたいのは、お母さんが望んでいるのは、娘二人の幸せなんだよ。お母さんのために我慢なんて望んでいないんだよ。』
「でも、お母さんはお父さんが大好きです。」
『それはね、自分の娘を大切にしてくれる人だと思っているからだよ。本当のことを知ったら、好きではなくなるよ。』
「もし、また離婚したら、お母さんが苦しみます。妹もショックを受けます。それに生活ができなくなります。」
『生活のことは今は考えるのはやめよう。それよりも、今は君のことを守らないといけない。』
「一回、お父さんと喧嘩したんです。抵抗したんです。そしたら、お母さんが悲しむと言われて・・。」
この時、男性への怒りがこみ上げましたが、一生懸命、冷静になろうとしました。
『中学生の君が一人で解決するのは確かに難しいと思う。でも助けられる道がある。というより絶対に助けるから。』
そう言うと、一旦連絡を切り、翌日、連絡をもらうことにしました。
その間に私が対応すべきことがあったのです。
翌日、夕方に彼女から連絡をもらいました。
『君にお願いしたいことがあるんだ。私の方で児童相談所に相談してあるので、君の方でも一回電話してほしいんだ。』
「児童相談所ですか?」
『今後、何があっても君たちが学校に行けるよう相談してある。でも親か本人が相談しないと駄目なんだ。今回は、私と児童相談所の両方で解決していきたいんだよ。』
「母親にもわかってしまいますか?」
『相談だけならわからない。でもお母さんにも知ってもらう必要があるんだよ。君が一人で抱えられる問題ではないよ。』
「でも、お母さんが悲しみます。」
『あとで知ったら、もっと悲しむよ。今が大事なんだよ。娘が犠牲になっていて、自分のために我慢しているなんて知ったら、お母さん壊れちゃうよ。だからお母さんのためにも大切なんだ。』
「児童相談所には何て言えば良いですか?」
『私に話してくれたことをそのまま言っていいよ。女性の相談員には話をしてあるから大丈夫。絶対君や妹を守るから。』
「わかりました。連絡してみます。」
お母さんを守りたい、傷つけたくない、そのためなら自分が犠牲になる、という本当に純粋で優しい少女でした。
それゆえに彼女の心の傷が心配でした。
実は少女と直接話をしてからは、少女の精神との同化が出来つつありました。
瞑想中に夜の苦しみ、自分への嫌悪感、大人、男性への失望、そして母親や妹への思いやりなどが伝わり、涙がでてきました。
これから様々なステップで、カウンセリングを進めなくてはなりません。
どんな状況であれ、必ず救ってみせる。
そして少女の心も救済してみせる。
この時、私は自分に誓いました。





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