骨格メイク講師のふじかわまこです。
本日もお越しいただき、ありがとうございます
今回はメイクも美容も全く関係ないのですが
一年前にはじまった、我が家の絶望の日々の話。
ちょうど一年経ち、私自身も母親として
大きく成長させてもらえたので、書き残しておこうと。
よろしければお付き合いください
我が家の息子は、とても敏感な性格。
（普段は明るいので、逆に理解されにくい）
（最近も少し風邪気味で、
特に夜は心が不安定になりリビングで就寝
）
ちょうど今から一年前のある夜、
とある避けようのない出来事をきっかけに、
息子が精神的なパニック発作を起こしてしまいました。
我を失ったように暴れて泣き叫ぶ
→過呼吸
→正気に戻る（数秒）
→また泣き叫ぶ
を延々と４，５時間繰り返す。
どんな言葉をかけてもダメ。
触れた手を払われ、ハグしても跳ね除け。
息子は自分で自分を落ち着かせようと
何度も深呼吸してみますが、
やはり数秒後にはコントロールできなくなり
泣き叫びながら過呼吸になる。
あまりにも辛そうな息子の姿。
救急外来に電話しても、
「うちではできることがない」
救いの手はどこにもありませんでした。
この日は私にとって人生でも忘れられない
絶望の日。
その日は最後力尽き、
息子は気絶するように眠りました。
その後、特に数か月は、
夜になるたびパニック症状が出て、
実生活に支障が出ていました。
息子がようやく安定してきたと
言えるまで、その間８，９ヶ月程度。
息子も本当に辛かったと思います。
親も必死でした。
紆余曲折は省くとして、
この経験を通して息子が教えてくれたこと。
このように息子には
少し他の子にはない特性があります。
そんな息子を
・常識的な「正解」に合わせていく
・世間一般の「当たり前」に合わていく
・「できない」を「できる」ように導く
ことが息子のためだと信じていた。
そのためには多少力づくでも仕方ないのだと。
じゃないと
生きていけないでしょう！！と。
違ったんですよね。
息子が世間一般の「正解」「当たり前」に合わせる
のではなく、
息子という人間がいて、特性があって、
そんな息子が安心して過ごせる場所、居場所
が必ずあるから。
息子ありきで、その特性ありきで、環境を選ぶ
そこで安心してのびのび生きていくこと。
それ以上に大切なものなんて
どこにもないな、と。
もちろんじゃあ「なにも変わらなくていいよ」
という話ではなくて、
成長はしていくべきなんだけど。
周りから強制された「成長」ではなく
息子が自分の意思で挑戦、成長していく。
（それを促すのも親の役目ですが）
そのためにもまず、土台に「安心」があることが
なによりの必須条件なんですよね。
土台があるから挑戦できる、羽ばたける。
そしてまず家庭が
正しさよりなにより、
まず心から安らげる
安心できる場所でないといけない。
それより優先すべき教育なんて何もない。
母親として
本当に必要なことを学ばせてもらいました。
あれから一年。
息子も成長したこともあり、
今はパニック発作もなく
元気いっぱい
に過ごしています。
しかしまたいつ、なんのきっかけで
そういう状況になるかはわかりませんが、
今なら息子の安心を最優先に
もっときちんと受け止めてあげられる。
人生、予想もできないことの連続ですが、
その経験から
「学ぶ」「成長する」
という姿勢があるかないかが全て。
「この経験があって今の私がある」
「よかった」と言えるよう生きていきたいですね
最後までご覧いただきありがとうございました
-----------------------------
大阪梅田駅より電車1本15分/西宮北口駅より1駅