掛け分け茶碗の扱い
掛け分けとは
釉薬の掛け方の技法名であり、色の違う釉薬を掛け分けること。
釉薬の掛け方で変化をつけたり、色の違う釉薬を組み合わせたりする。
通常掛分けという場合は、2種類の釉薬が用いられている。
掛け方は半分ずつ掛ける場合と、どちらかの釉薬を少なく付加的に掛ける場合がある。
こちらの茶碗は大樋焼の茶碗ですが、黒の釉薬を半分かけて残りは釉薬を掛けずに焼いたものです。
掛け分け茶碗の扱い
表千家は控えめなので、表千家では掛け分け茶碗を使う時、釉薬の掛かっている方を正面と致します。(宗友)
裏千家等 他流では、掛け分け茶碗を使う時、釉薬のある方と、ない方の境目中央を正面としておられる事が多い。
表千家北山会館のYouTubeに「茶会への招待」の中で掛け分け茶碗を使っているところがありましたので、ご紹介いたします。
茶会への招待 表千家北山会館 Omotesenke Kitayama Kaikan
表千家こころと美 茶の湯の歳時 七夕のページに下記の道具が紹介されています。
慶入作 色絵短冊画 掛け分け茶碗
碌々斎銘 天の川