ある作品を踊るときに、ある人は自分の最初の印象、感覚を大事にし、それを膨らませてゆくかもしれません。 またそれとは対照的に、ある人は最初にもった印象をある時点でばっさり切って、そこからあらたな感覚が生まれてくることを自分の踊りの中に活かそうとするかもしれません。

どちらがいいとか、悪いとか、どちらが好きとか、嫌いとか、そういう次元ではなく、ニキヤは両方どちらも受け止めたいし、ありだわ!と思います。(別にあんたにそんなことをここで言われなくても結構!といわれそうですが・・・^^;)

どちらも、対極にあるように見えて、実はアプローチの仕方が少し違うだけで、目指す方向はひとつなんじゃないか?と思うからです。

人間って何? なぜ人は生まれてくるのだろう? なぜ有限の身なのだろう?(生まれたときから死とは隣り合わせ) 生きるって?死ぬって?どういうこと・・・。物事を突き詰めていったら(別にダンスの世界のことだけでなくどの分野においても)このテーマにたどり着くんじゃないでしょうか?ものすごく哲学的な事柄をそれぞれがどうやって、自分の方法で紐解いていくか、そのアプローチの仕方はいくらでもあるし、生きている人間の数だけ(いや、それ以上)あるのだと思います。 

今回ある方のコンテンポラリーのレッスンに参加させていただいて、前回とは違う展開にとまどい、ものすごく悩みました。また自分の欠点をずばり、指摘されたことで新たな方向付けを自分に課して、もう一度チャレンジしてみようと前向きな気持ちにもなれました。

ーーーそれと上のことと何がどう関連しているのかって?---よくわかりません。でも、二回レッスンを受けさせていただいた上で、自分の中でぼんやりと生まれてきた感想です。もともとニキヤは「初めに音楽ありき」、で自分の最初の印象を大事にふくらませていくほうなのですが、今回は自分のメンタル面が弱かったこともあって、それが出来ませんでした。だからといって、ばっさり!次に・・・ということはなかったけれど、自分にはないアプローチだけれど、あらたな感情が湧きあがってくる感覚も大切にしたいと思いました。

何で自分は踊ることが好きなのだろう。
なぜコンテの世界に魅了されているのだろう。
なぜその人の踊りに惹かれるのだろう。

そしてなぜ私は生きているのだろう。。。人間って? ダンスって? 私にとって何なのだろう。。。

ここひと月ずっと考えていたこと。

そしてこれからもずっと意識するであろうこれらのこと。


明確な答えは今は見つかりませんが(死ぬまでわからないかも?)それでもいいです(*^ー^)ノ