秋から冬にかけて発症する冬季うつ病

秋から冬にかけて発症する冬季うつ病

秋から冬にかけて発症する冬季うつ病について

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10代を中心に、冬場になると朝起きれないという症状を訴えたり、過食をしてしまうという方がいらっしゃいます。朝起きれないという症状だけに注目して低血圧を疑ってみたり、過食をストレスから来る一過性のものと考えたりして、ついつい本当の原因を見逃しがちです。ですが、もしかすると、その症状は冬季うつ病が原因かもしれません。 

冬季うつ病は季節性感情障害とも呼ばれ、その名の通り日照時間の短くなる秋の終わりから春先にかけて起きるうつ病です。普通のうつ病と同じで、気分の落ち込みや意欲の低下も見られますが、特徴的なのは過食と強い眠気です。普通のうつ病は食欲の低下が見られますが、冬季うつ病は逆で一日中何かを食べているほどの異常な食欲の亢進が見られます。ひどいケースですと、冬の間だけで10キロ以上も体重が増加してしまうような方もいらっしゃいます。 

原因は、冬場になって日照時間が短くなることです。身体が浴びる光の総量が減り、脳内で精神を安定される作用を持つセロトニンの分泌が抑制され、代わりに眠気を引き起こす原因のメラトニンの分泌が増えることでこれらの症状が起きると考えられています。そのため、治療には専用の照明器具を用いて人工的に光を浴びる、高照度光療法を行って体内時計を正常に戻す、という方法をとります。  特に日光の照射時間の短くなる、北海道や東北、北陸の日本海側で起こりやすい病気だとされています。10代でなくても、これらの症状に悩んでいる方がいらっしゃったら、一度心療内科などを受診してはいかがでしょうか。