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映画&本 感想ブログ

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a Perfect world (パーフェクト・ワールド)★★★★★



1993年 アメリカ 138分


パーフェクト ワールド [DVD]/クリント・イーストウッド,ケビン・コスナー,ローラ・ダーン


¥1,500

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<あらすじ>

1963年秋のアメリカ合衆国テキサス州。刑務所から脱獄したテリーとブッチ(ケビン・コスナー)は、逃走

途中に民家へ押し入る。彼らは8歳の少年フィリップ(T・J・ローサー)を人質に逃亡するが、ブッチはフィリ

ップに危害を加えようとしたテリーを射殺し、2人で逃避行を続ける。ブッチを追跡する警察署長のレッド

(クリント・イーストウッド)は、少年時代のブッチを少年院に送った元保安官であり、それを契機に常習犯

となったブッチに対して責任を感じ、己が手で彼を逮捕しようと思っていた。レッドの捜査には犯罪心理学

のサリー(ローラ・ダーン)が同行、2人は反発しつつも徐々に打ち解けていく。一方、宗教的に厳格な母

子家庭で育ったフィリップと、彼に対して父親のように接するブッチとの間には友情が芽生えていく。自ら

の父がかつて1度だけよこしたアラスカからの絵ハガキを大事に携行していたブッチは、フィリップを連れ

てアラスカ(パーフェクト・ワールド)を目指す。




初めて観ました。良い映画でした。

20年近く前の、クリント・イーストウッドの作品です。


クリント・イーストウッドの作品って、はずれがないんだけど、ちょっと心して観ないといけないというか、メッ

セージ性が強くて、心にずっしりとくる重い内容のものが多いイメージがあります。


特に、中学生の時に学校で観た「ミリオンダラー・ベイビー」は、衝撃的でした。笑


その後、「父親たちの星条旗」、「硫黄島からの手紙」、「チェンジリング」、「グラン・トリノ」、「ヒアアフター」

と観てきましたが、私的にはいちばんこの「パーフェクト・ワールド」が好きかも知れないです。


どれが傑作かと聞かれれば、上に書いた作品たちだと思うのですが(ヒアアフターはいまいちだったか

な・・)、またもう一度観たくなるだろうと思うのは、この映画でした。




(☆ここからネタばれあります)


さて、映画の内容ですが、草の上で昼寝している男の映像から始まります。


そして、その後の脱獄シーンから一気に引き込まれてしまいました。


脱獄したブッチとテリーは、忍び込んだ民家で騒ぎを起こし、周りの住民たちに見られてしまったので、そ

の家の男の子(フィリップ)を人質にとって逃走します。


ブッチはフィリップに危害を加えようとしたテリーを殺し、ふたりはドライブを続けます。


父親のいないフィリップは、「エホバの証人」という宗教を信仰している母親の方針により、ハロウィンがで

きませんでした。そしてフィリップは、服を買いに寄ったお店で、お化けのコスチュームを服の中に入れて

持ってきてしまいます。そんなフィリップを見て、ブッチは「着てみろ」と言います。


その後色々あり、2人は距離を縮めていきます。


夜、車の中で寝ているところに声をかけてきたおじさんの家に2人は泊まります。


翌朝、おばさん(おじさんの妻)とブッチでダンスを踊ったり、それに子供たち(フィリップとおじさんたちの孫

の男の子)も加わったりして、和やかな時間を過ごすのですが、ブッチは、おじさんが何度か孫を殴ってい

るのを見て、頭に血が昇ってしまいます。


ブッチには、ひどい父親に苦しんだ過去があったのです。


ブッチはおじさんをロープで縛り、フィリップに銃を持ってくるように頼むと、一部始終を見ていたフィリップ

は泣きながらブッチを撃ちます。


銃を井戸に捨てて逃げるフィリップと、お腹から血を流しながらそれを追うブッチ。

2人は広い草原のようなところにでて、一本だけ生えていた木の上(フィリップ)と下(ブッチ)で話します。

木の下に降りてくるフィリップ。


そこへレッドや保安官たち、フィリップの母親が駆けつけます。


ブッチがまだ銃を持っていると思っているレッドたちは、離れた所から慎重に交渉します。


ブッチはフィリップの母親に、これからはハロウィンやクリスマスなどのイベントをしてあげるかと聞き、母

親は「Yes」と答えます。そして、ブッチはレッドにそこにお菓子はあるかと聞き、レッドは急いで保安官たち

からキャンディなどを集めます。


ブッチはフィリップに「Trick or Treat」と言うんだよ、と言い、むこうへ行くように促します。


フィリップはお化けの恰好のまま、母親たちのもとへ歩き始めます。


しかし、すぐにブッチのもとへ走って戻ってきてしまいます。ブッチに抱きつくフィリップ。


そんなフィリップにブッチはポケットから何かを出して渡そうとします。


それを銃だと勘違いした保安官は、レッドの合図も待たずに撃ってしまいます。


「No---!!!」というレッドの叫びもむなしく、ブッチは息を引き取ります。


ブッチがフィリップに渡そうとしていたのは、自分の父親からの絵葉書でした。


レッドは引き金を引いた保安官に殴りかかります。「何で俺の合図を待たなかった・・・!!!」


冒頭の昼寝のシーンは、撃たれて倒れていたブッチでした。


そして、草原をバックにエンドロールが流れます・・・





号泣でした。


今年初めて観たものの中で、1番か2番でした。


ちなみにそのもう一つの映画は「LEON(レオン)」です。


こういうの好きみたいです。笑




孫に暴力をふるうおじさんに「孫に愛してるって言ってやれ、心から言うんだ」という台詞からも分かるよう

に、ブッチは、誰よりも愛を求め、信じていたんだな、と感じました。


子供の頃、暴力をふるわれて、辛い思いをしたはずなのに、お父さんからの手紙を大事に持っていたのも

きっとそうですよね。


ドライブのシーンが長い割に、全然飽きませんでした。


車の中でのふたりの会話も良かったです。(タイムマシンの件とか・・・)


親子のようにも、年の離れた友達のようにも見えました。


それだけに、ブッチが豹変してしまうシーンは怖かったです。


全体的に映像が爽やかな感じだったのも、観ていて気持ちが良かったです。


私は60年代も知らないし、テキサスに行ったこともありませんが、何処か懐かしい気持ちになりました。




DVDのパッケージが素敵だったので借りてみましたが、借りて良かったです。


あらすじを見ていなかったので、パッケージで男の子と並んでいる男の人がイーストウッドかと思ったら、

脇役でした。


レッド役、いい味出してました。最後のシーンはすごく切なかったです・・・


若い時もかっこいいけど、年をとってからも渋くていいですね(*^^*)


個人的には、あの心理学者の女の人はいなくてもよかったんじゃないかな、と思いましたが、レッドの理解

者を作りたかったのかな・・・


ブッチ役のケビン・コスナーも良かったです。


ケビン・コスナーの出演作は、ホイットニー・ヒューストンとの共演で有名な「ボディガード」くらいしか観たこ

とがなかったのですが、他の出演作も観てみたくなりました。


そしてフィリップ役の男の子、心にすっと入ってくるような、作りこんでいない素直な演技で素敵でした。

今はもう30代くらいかな・・・? 是非、他の役も観てみたいと思いましたが、見つけられませんでした。

残念です・・・俳優やめちゃったのかな・・・?






思いっきり泣きたい時に、向いている映画です。