「Halemaumauの名前の由来」キラウエア火山とは
一般にはハレマウマウを含む
キラウエア・カルデラと
その東に伸びるクレーター群
(チェーン・オブ・クレーターズ)を
含む総称として用いられます

直径約4.5キロもの巨大な
キラウエア・カルデラには
いくつもの噴火口が点在し
このカルデラの南西の端にあるのが
直径約1キロメートルの
ハレマウマウ・クレーター

キラウエアはハワイ語で
「噴出する」「拡張する」
という意味があり
当時、止めどなく流れる
溶岩を目にして
このような名前を
付けたとか・・
ハレマウマウは
ハレと、マウマウという
言葉に分けられ
ハレは「家」や「住みか」という意味で
マウマウはアマウマウの短縮形で
アマウというシダを指すそうです
ハレマウマウは
火の女神ペレの
住みかとして知られていますが
彼女の夫であるカマプアアは
アマウの森に住んでいて
このシダを自由に操りました

彼はアマウを使い
ハレマウマウを
覆いつくすような
家を作り
そのなかに妻のペレを住まわせ
噴火を起こさせないように
したとか・・
ハワイ神話の神々の中で
古来、最も恐れられてきたのがペレ

その性格は怒りっぽく残忍で
しかも衝動的
その逆鱗にふれ
火口に投げ入れられた
人間の話など
ペレの怒りに関する神話は
数えきれないほどあります
伝説によれば
ペレはある時は
漆黒の髪のハワイアン美女
またある時は腰の曲がった
白髪の老婆として
人前に現れると言われています
それと知らずに
誰かがペレの化身を
粗末に扱うと
火山が爆発するとか・・

キラウエア火山の
堆積物のいくつかは
「ペレの髪」「ペレの涙」と
いった名称がつけられてます
そんなことからか
キラウエア周辺には
ペレにまつわる伝説や
タブーがいっぱいあるようです
その中の一つ
溶岩をキラウエアから
持ち出すと不幸になる
迷信のような話しですが
実際、ハワイ火山国立公園には
世界中から
「溶岩を持ち帰って以来
悪運に見舞われている
溶岩を山に返してくれ」
という趣旨の手紙付きで
しょっちゅう石が
送り返されてくるそうです
真相は・・?
でも、そこにある物を
勝手に持ち帰ってくるのは
あまり良くないかもですね
そしてもう一つ
カマプアアとの伝説
このカマプアアは
乱暴者でいたずら好き
しかも女好きだとか
ペレとは愛憎関係にあり
蜜月関係が続いたり
宿敵として戦ったりの繰り返し
出会いの際もペレの
美貌に目をつけて
追い回すカマプアアを
ペレが「豚め!」とあざ笑ったので
血みどろの戦いになったとか・・
カマプアアは
オアフ島を根城とする半神で
普段はハンサムな
族長の姿をしていますが
いったん怒って本性を現すと
恐ろしい八ツ目の豚に変身し
また時にはフムフムヌクヌクアプアア
という魚になる
そんな3つの姿を持っています
フムフムヌクヌクアプアアを
直訳すると、grunting-angular-pig、
「ぶうぶう鳴く角張った豚」で
カワハギの一種らしいです

実際、変な形で鳴く
魚らしいんですが
ハワイ州の州魚になっています
カマプアアは
一族郎党を連れて
ハワイ島南東端のクムカヒ岬に
到着し休んでるいると
眼下にペレと姉妹達が
踊っているのが
見えました
やがて彼女たちも
カマプアアに気づき
兄のカネホアラニを仲介に
ペレの家族の一員として
迎えることになりました
ペレとカマプアアは
夫婦生活を始めます
やがてオペルハアリイ
(Opelu-haa-lii)という
子供まで産まれますが
母親の気性の激しさに
ついていけず
早逝してしまいます
(これがOpeluという魚の起源だとか)
カマプアアとの間にも
暗雲が漂い始め
それまで忍耐を重ねていたのは
カマプアアのほうだったのですが
彼の豚としての習慣や嗜好は
ペレのほうの我慢が
限界を超えるものであったようです
夫婦喧嘩はハワイ島全土を
巻き込んだ戦いとなり
カマプアア優勢のうちに
幕を閉じようとしていましたが
地底の神々がペレの
味方につき大量の熔岩が流れ出し
カマプアアも防戦しきれず
彼は草むらへと姿を変えます

これによって熔岩の流れを
変えようとしますが
熔岩のほうが多すぎて
草むらが燃え始め
彼はあわてて豚の姿に戻りますが
体のあっちこっちにやけどのあとが
できてしまいます
言い伝えによれば、
豚のお尻に毛が生えていないのは
このせいだとか・・
ついにカマプアアも戦いを捨て
魚のフムフムヌククアプアアに
姿を変えて
川から海へと脱出します
戦いが終わり
ペレも冷静さを取り戻し
カマプアアに対して
もう一度やり直そうと
言いますが
カマプアアは
丁重にこれを断り
お互いに関わり合いを
持たないことがお互いにとって
もっとも幸福だ
とペレを説得しました
~ハワイの神話と伝説より~
ペレに対してキラウエアの
火口に様々な捧げものをする
習慣があるようですが
ペレにもっとも喜ばれるのは
「豚の捧げもの」
豚が手に入らないときは
その替わりとして
フムフムヌクヌクアプアアを
捧げるのは
この伝説によるものだそうです
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