バイトの子Sが何回か

行きたいとTに言っても

のらりくらりの

見て見ないふり的な態度だったらしい


Tの事を私達はサンボと影で

言っていた

これは、キョンの同僚のGさんが

サンボマスターに似ていると

言ってた事から

私達も、そう呼んでいた


その、サンボに

もうひとりのバイトの子Mが

「Sさんは、どうなったんですか?」

と聞いたら

「代わりいないし・・」

「駅前店の人に来てもらうとか

派遣頼むとか、したらどうですか?」

「ん・・」

「とにかく、あんなに行きたいって

言ってるんだから、何とかしてあげて

くださいよ」

「・・・」


うちの店は、滅多に飲み会とか

やらないけど

駅前店は、忘年会、新年会、お別れ会と

結構やっていて

人が埋まらないと

うちの店から応援で

行ったりしていた

だから、話しをもっていけば

来てくれたのに

それもしない


派遣もいなかったら

いいと上司にも言われてた

なのに、それもしない


そして、日にちも迫ってきて

バイトのMが、またサンボに

聞いたら

「いいって言ってた」

その子が諦めたような事言ってたから

本人に聞いてみた

「いいの?」

「だって・・Tさんに言っても

何も言ってくれないから・・

そう言うしかなかったんです

いいとは言ってないけど

ただ、つっ立ってるだけだし・・」


要は、相手が何もそれについて

言ってくれないから

流れ的に、そうなったって事だった


それをサンボに言うと

「いいって言ったよ」

「それは、あんたが何も

言ってあげないからでしょ」

そう言うと黙りこんでて何も言わない



自分より下の女の子が

そこまで言ってるのに

何で無視してるのか・・


そして当日

5時ちょっと前

その子が来た

「私が変わるから行きな・・

料理とかの事でその店に

行ってくるから戻って来てからでいい?」

「でも・・」

「気にしなくていいよ・・」

「いいんですか・・?」

「うん、急いで行ってくるから

待ってて」


その会話をそばでサンボは

何も言わずつっ立って聞いていた



私は急いでその店に行き

料理の設定とお金を店の人に預けて

店から出たら

サンボともうひとりの

バイトの男の子が時間

ぴったりに来た

何も言わず、うつむいたまま

すれちがって店に

入っていった


そのあとにパートの

おばさんもきて

「あら~帰るの?」

「Sさんの代わりに店に戻るから

お金は預けてきたから大丈夫よ」

「何で・・?Tが社員なんだから

そういう時は社員がシフトに入るべきじゃないの?」

「そう言う気、さらさらないみたいだし

とにかくSが待ってるるから戻るね」

「じゃ~私がシフトに入るから

○○さん行きなさいよ」

「いいから、行って・・

じゃ~あとはよろしくね」

そういい残して戻った


店に戻る時、バイトのMから電話があり

事の次第を説明したら

かなりキレてしまって

そのうちに泣きだして

「私がお店に戻ってSさんと代わるんで

○○さん行ってください・・」

「いいから、あんたは行きなさい!」


「何で・・何で○○さんが犠牲に・・

これから店に行ってTさんに言います」

って言うから、それは止めた

「せっかくの飲み会なのに

みんなは知らないんだから

黙って楽しく飲んでこい!」

と・・納得してなかったけど


そこの店は、よく行く店なので

従業員もよく知ってるから

そういう事も頼めた


店に戻りSに代わり

シフトに入った

朝9時から10時までの仕事は初めて

さすがに長い


10時になり深夜シフトの子が

戻ってきた

「もう、終わったの?」

「二次会で何人かは

カラオケに行きました」

「そうなの」

「僕も行きたかったんでけど・・

シフト入ってるから」

「さすがに深夜は代わってあげられないな~」


みんな行きたいんだよね

あとで聞いた話しによると

サンボとは、誰も話してなかったらしい

成り行きは知らなくても

みんなわかっていたらしい

そして、声もかけてないのに

カラオケにもついてきて

歌ってたらしい

そのあとの三次会も

人数が減り4・5人になっても

ついて来ようとしたから

お開きとウソついたとか・・


みんな唖然としたらしい

その図々しい態度と

険悪な空気の中でも

意地でもいようとする態度に


次の日、私に対しては

バツ悪そうな感じでいたけど

何のひと言もない


いくら若くても

言う事くらい、わかるだろう

って思った


何人かが自分が代わるって

言っても黙って聞いているだけで

何も言わない

自分の事しか考えてない

その態度にムカってきた

サンボが代わるって言っても

私は自分がシフトに入るつもりだった


でも、そんな言葉は一回も

あいつの口からはでなかった

それが私は許せなかった

自分より年下の子を

思いやる気持ちもなく

二次会、三次会まで

行こうとしている

その神経が理解できない


そのあとにも内容は

違っても、同じような事があった


私は、こいつが店長になり

その下で一緒に

仕事をする気には

なれず辞める事にした


みんなで協力し合い

助け合っていかなければ

24時間のお店はまとまらない


そんなふうに思う


なぜ、サンボが店長になったかは

次回に