明け渡した心と
引き換えに
何を手にいれてきたの?
自分を犠牲にして
生きている自分が
今もここにいて
薄ら笑いするしか
身の置き所さえもない
本当の自分は
どこにいったの?
ただ
素直に喜んだり
誰かを
真っ直ぐに
見つめたり
そんなことさえも
いつの間にか
できなくなっていた
明け方から
降りだした
雪に静まり
至って
清らかな気持ち
私には
まだ 少しだけ
心のかけらが
残っているみたい
その かけらの
ひとつ ひとつに
愛が 詰まっているから
こうして
次の列車を
待つ間に
すべてのかけらを
拾い集め
想い出に変えて
唯一の荷物にしよう
雪に見守られて
旅立たつ朝に
