まっ白な雪の絨毯
息を呑むほどの
清らかさ
真綿のような
雪の中に
ふと 倒れ込んでみたら
つぎつぎに
空から舞い降りる
雪の華
なぜか
涙があふれた
いつも 知らないうちに
自分の心を
隠す癖がつき
臆病風に
つきまとわれて
本当のことは
何ひとつ
言えなくなっていた
痛む心の隙には
愛さえも
届かなくなっていた
降り積もる雪は
私のすべてを 包み
やがて 雪は
苦しかった思いを
あとかたもなく
溶かしていく
めぐる季節の最後に
冬があるのは
きっと
こんな 役割のため
すべてを
締めくくりゆくため
