今日は、トラックバックステーションからお題を頂きました。


船旅と言えるのかどうか・・・微妙ですが私は大学生のときに

カーフェリーで北海道に行った事があります。

それは、大学3年の夏のことです。

当時乗っていた、今は亡き「かっとびスターレット」を

フェリーに積み込み、親友と二人の旅でした。


船は名古屋港を夜に出て、途中仙台に寄港して

最後は苫小牧に着く・・・というものでした。


大学生ということで、お金が無く、一番安い乗船券だったため

大広間で雑魚寝・・・。それでも楽しく行く事が出来ました。


昼間の船上は特にやることも無く、甲板で日向ぼっこなど

しながら、北海道を目指したのです。


この度は、大学生協でフェリーの件と、あとは宿を北海道を一周できるように

自分でにオリジナルで組んだ、行き当たりばったり的なプランでした。


すると、初日は豪雨で唯一の国道が閉鎖となり、私たちは苫小牧付近で立ち往生。

急遽迂回路を通って最初の宿を目指しましたが、結局着いたのは明け方でした。

夜のうちにキャンセルはしたものの、最悪のスタートとなったのです。


しかし、その後は順調で、北海道を反時計回り。

知床、網走、富良野、札幌・・・出来る限り沢山回りました。

知床でみた夕日の美しさは、未だに忘れる事が出来ません。

札幌で食べた海の物も、美味しくて安くて最高でした。


ただひたすらまっすぐに伸びる道。

横を見れば、見渡す限りの草原。

ときおり見える、放牧されている動物たちが

「ここは北海道なんだ!」と感じさせてくれました。


あまりにも見所沢山で1日で300km走破した日もあったほどです。

たぶん、あんなりのんびりした旅行も2度と出来ないとは思いますが

リタイア後に、嫁と一緒にオープンカーで走ってみたい、

そんなちっぽけな夢さえ抱いてしまいます。


もう、随分昔のことになってしまいましたが

忘れることの出来ない、大切な旅の思い出です。