被用者年金の一元化が、10月から施行されるのに伴い、いわゆる私立学校の教職員が加入している共済年金が今後どうなるかというのが私立学校に勤務される方なら多少耳にされているかもしれません。今までは、私立学校の教職員だけでなく、いわゆる公務員は国民年金第2号被保険者だった訳ですが、被用者年金の一元化が意味するものは、公務員と私立学校教職員だけが獲得してきた年金の職域加算という制度が無くなり、会社員と同じカテゴリーに属することになるということです。これにより、公務員や私立学校教職員がサラリーマンよりも年金を多くもらえるということが、今後は経過措置を経て無くなっていくということです。しかし、私が注目しているのは私立学校教職員組合は無くならないことが決まっているんです。制度は無くなっても、団体は存続する。このことは一見矛盾するかもしれませんが、加入者である私から言わせれば無くなった困るんです。それはなぜか。
貯金や保険において優遇措置があるからです。貯金の利率なんて、銀行をゆうに上回っていることが一番の特徴です。
よって、年金においてはメリットがどんどん無くなってはいきますが、年金以外の部分ではまだまだメリットはあるのではないでしょうか。