F1界を揺るがすスパイ疑惑に対する2度目の裁定が下りました。
結論から言うと最初の無罪から一転して有罪です。
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスに対する処分は以下の通り。
・全コンストラクターズポイントの剥奪
・分配金の没収も含めて総額1億ドルの罰金
・2008年の選手権参加に関しては12月に審査
気になるドライバーズポイントに関しては、今のところ剥奪はナシ。
これがよくわからないんだよなー。
本来チームとはドライバー、エンジニア、スタッフ全員のことを指すのでは?
チームが処分を受けるなら、ドライバーズポイントだって剥奪されるべきと思う。
これはフェラーリファンだからとか関係なく。
97年のシューミーの時も、ポイントそのままでランキングは剥奪とか意味わからなかった。
不正が事実なら両ポイント剥奪と言っていたマックス・モズレーFIA会長だけに、
今回の裁定にはちょっと驚いた。
一昨年のUSGPでのボイコット事件で、あれだけ周囲の意見を聞かなかった彼だけにね。
FIAとマクラーレンドライバーの間に司法取引があったから免れたって話も聞くけど、
スポーツの世界にそういうのはあって欲しくないなぁ。
まぁF1にそういう政治的な面は付き物ですが。
FIAの裁定に一貫性がないっていう意見は多い。
94年のベネトンの給油フィルター事件を無罪としといて、
翌年のWRCでトヨタのターボ事件を有罪としたしたことなど。
どちらの事件も一部のスタッフが勝手にやったことと弁明された。
どこまでチームが関与してるかが問題なんだと思うけど、
それを判断するのってすごく難しいんだろうな。
今回のスパイ事件に関しては、チームの関与はあったとしか考えられない。
フェラーリの違法可動フロアだって、手に入れた機密文書から発覚している。
もともと文書は勝手にマクラーレンに持ち込まれたようなものだし、
最初に違反したのはフェラーリじゃんっていう意見もよく聞きます。
気持ちはわかるけど、残念ながら同じ土俵で語れる問題ではないと思う。
確かにステップニーから文書を押し付けられたって印象はあるけど、
コフランはエンジニアとしての知的興味から受け取ったと言っている。
それに関して罪を認めて謝罪だってしている。
パラパラとしか見ていないと弁明してるけど、知的興味から受け取ったものを
そんなに熟読していないって言ったって信じられるかどうか。
可動フロアに関しては、昨年のルノーのマス・ダンパーや、
98年のマクラーレンのブレーキステアリング同様、一度は合法とされている。
大した意味もなく書いてみただけ^^;
そもそも可動フロアは“レギュレーション違反”だが、
ライバルの現行マシンに関する機密文書保持は、
知的財産権の侵害という“犯罪”にあたるんじゃないかと。
F1ファンとしては残念な事件です。