昔、知り合いのライターさんが

「仕事には二種類ある

ライスワーク食べるために必要な仕事)

ライフワーク生きていくための仕事)」

と言っていたのを

思い出すことがあります


CC(コールセンター)の仕事や

役者の中でも映像の仕事は

「ライス」の部類だったのでしょう

だから辞めるのも

容易かったのだと思います

そして舞台

紛れもなく「ライフ」そのもので

それゆえになかなか

『辞める』『辞めない』

を考えるのもつらかったのかな‥

ライフワークを手放すことは

生きる事を手放すことドクロだから


つまるところ私は

這ってでもなんて

かっこいい覚悟なんかまるでなくてもやもや

辞めるか辞めないかを考えたら

必然的に辞めるを選択してしまうから

ただひたすら

考えないようにしてたもやもやんだと思います

「なんとなくお休み」

その都合の良い言葉に甘えながら、です


そんな中で

「エリコができることで書くよ」と

主催の鈴木さんが言い続けてくれた時期は

心強さもひとしおでした

「なんとなくお休み」の提案を後押し

してくれた制作陣にも感謝しています


そして少しずつ、演劇から離れ

演劇を通した友人や仲間と離れ

仲間の舞台出演の情報を遠ざけて

わずかな親しい友人とのみ

交流していました

何年もかけてゆっくりと

世界は狭く狭く縮んでいきました


そんな中で

それはやってきたんです

少しずつゆっくりと

でも、確実に


適正の4.5倍量の薬の服用は

私の脳の中で

深刻な副作用ピリピリ

造り出していました