ご訪問ありがとうございます蒲公英。

 

 

スターロードスノーマン 6
「だいぼうけん?! 」  3

 

 

とにかく

ころげおちてきた ところに もどろう ということに なった。

 
リロの 雪あかりが あしもとを てらしていく。
 
 
ワサ ワサ ワサ ワサ
        ワサ  ワサ  ワサ  ワサ
ワサ ワサ ワサ ワサ
 
みょうな音がきこえてきた。
 
 
「しんにゅうしゃだ。 さがせ~!」
「しんにゅうしゃを つかまえろ~!」
そんな 声も まじっている。
 
 
「やっぱり きづいたんだね。いそごう!」
とポポ。
 
 
めいろのような アリの巣。
 
 
分かれ道。
ゆきどまり。
 
 
分かれ道。
ゆきどまり。
 
 
なんども くりかえす3人。
 
 
そのうち
ポポンが すっかり つかれて
しゃがみこんでしまった。
 
「大丈夫? ぼくがおんぶしてあげるよ。」
と ポポが しゃがもうとしたとき
 
 
「あれ、なに?!」
ポポンが 突拍子もない 声をだした。
 
「えっ?」
いそぎ ふりかえるポポとリロ。
 
 
 くらやみの中に 目だけが浮いている。
右に左に ゆれながら ギラギラひかりながら 
ちかづいてくる。
 
 
その数は みょうな音と 声とともに どんどん ふえてきて
せんとうの 目が 大きく おおきく オオキクなって
とうとう
3人に おいついた。
 
 
リロのいうとおり 
目の前に 
大きな おおきなアリが すがたを あらわした。
 
 
ギラギラと ひかっていたのは
目ではなく
なんと
アリの しょっかくの さきっぽだった。
 
「ひかるしょっかく? こんな アリいるの!」
 
おどろきが こわさにかわり
 もう うごけなくなった ポポ&ポポンとリロは
まるで
スポットライトをあびたように
浮かび上がった。
 
 
「なぁ~んだ こんなに ちっちゃな しんにゅうしゃか!
えさの ひとくちぶんにも ならないな。」
「まあ、くわないよりは ましかな。」
 
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「たべられる!!! 」
 
3人が そう おもった しゅんかん
 閃光が 走り
一転 
 地上へむかって 急旋回した。
 
 
ポポ&ポポンとリロは
あまりの まぶしさに
気がとおくなるのを 感じた。。。
 
 
アリたちは アリたちで
その まぶしさに 目を おおい
あわてふためき
3人を おいかけるところではなかった。
 
 
つづく蒲公英。
 
m(__)m
 
ひだまり.H
 
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今日の 朝空さん音譜
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まっさおな 空の中を
白い飛行機が 飛んで行きましたひこうきぐも
 
2月最後の 日曜日
どうぞ
佳い1日を蒲公英。