to you
いつもありがとう
クローバー王国の事件簿。
ゆれるクローバー王国。
風だって
雲だって
お日さまだって
だれだって
桜の花のもとへ
行きたい!
そんな季節のできごと…
国王が目覚めると、広場が騒がしい。
「何事だ?」
国王が皆に問う。
「国王さま、明け方に 家が 揺れたのでございます!」
「家が 揺れた!?」
「はい、それで わたくしの家では、窓ガラスが 割れてしまいました。」
「私の家では、本棚の本が 全て 落ちてしまいました。」
「もう、食器が 粉々でございます。」
国民がそれぞれに、明け方の事を話す。
「なにゆえ そのようなことが……!?」
皆 初めての事で、国王の問に答えられる者は いなかった。
すると
そこへ 名乗り出たのは、お日さまタンポポン。
名探偵である。
「王様、わたくしにお任せあれ。」
「これは、名探偵お日さまタンポポン!」
「皆さんの話を聞いて、ひとつ分かった事があります。
家が揺れたのは、ある決まった方向にある家だけです。その方向に答えがあるはずです。
それを 探ってみます。しばらくお時間をいただきます。」
そういうと、ポケットから、助手の お日さまたんぽぽわた毛達を取り出すと、小声で何か話している。
「了解!」
「りょうかい!」
「リョウカイ!」
それぞれ うなずくと、お日さまたんぽぽわた毛達は、春風に乗り、名探偵タンポポンに言われた方向へと飛んで行った。

どのくらいの 時間が たっただろうか。
名探偵タンポポンのもとへ、助手達が 戻って来た。
早速、調べてきたことを報告。
「なるほど。そうか やっぱり!」
その報告を聞いて、名探偵タンポポンは 確信を得た。
「ありがとう。君たちのおかげで、謎は 解けた!」
そういうと
ひとり
歩きだした。
そして
その日の夕方。
広場に 国王をはじめ 国民が集まって 大きな円を 作っていた。
その真ん中には、名探偵タンポポン。
「みなさん、今朝の出来事は もう心配いりません。」
そして
お日さまタンポポンの側には、もぐらの一家が すまなそうな顔をして 座っている。
クローバー王国の全視線が注がれる中、もぐらが 話しだした。
「朝早くから ごめんなさい。家族で 桜の花を 観に出かけたのです。いつもなら、クローバー王国の下は、通らないのですが 友人との 約束の時間に 間に合いそうになかったので、つい 近道をと……。ほんとうに ごめんなさい。もう、ご迷惑をおかけすることは いたしません!」
もぐらの話を聞いて、、クローバー王国の 国王も 国民もその気持ちが よく分かった。
皆 桜の花が 大好きだからだ。
王からは、
「以後 気をつけるように!」
との ひと言が あった。
それにしても、どうして お日さまタンポポンは、もぐら一家の事が 分かったのだろうか?
それは、簡単な事だった。
揺れた家を線で結ぶと、一直線になり、桜の木のに続いていたこと。
そして
桜の木の下に、穴が開いていて
“けものの毛”が 落ちていたこと。
それを調べた結果。
もぐら一家のものだと 分かったからだった。
皆が、こころから 愛でる花ゆえに 起きた 小さな大きな出来事。
いつだって
佳い事も、そうでない事も ある日 突然 やって来るもの。
無事に 解決できて
ホッとする、名探偵タンポポンとその助手タンポポンわた毛君達であった。
桜の花は
何も知らずに
咲いて咲いていた。
from ひだまり.H
今日も雨☔
気温15度予報。
梅雨の匂いが
するようなしないような
雨降りです。
気温差に
いろいろとお気をつけてお過ごし下さい。。
どうぞ
今日の佳い1日を😌