梅雨が明けた関東地方ですが雨が降らない日は、いざ夏本番!!の暑さに見舞われています。
今年も既に外出の際には、Tシャツかポロシャツに半ズボンの出で立ちです。
思春期の頃に子どもっぽいからと忌避していた半ズボンが今となっては必需品とは、我ながら歳をとったことを実感してしまいます。
特にジブンは膝が完全に出るくらいの丈が好みなのですが、同じような服装の人の多くは熟年層でして…。
明らかにジブンもオジサンなのだと、もう一度痛感する今日この頃です。
さて、TLVニューモデルのレビューを前後編に分けて参ります。


前編で紹介するのは
LV-N284c トヨタカローラレビン 2ドア GT-APEX 1984年式 (銀/黒)
LV-N300b 三菱ふそうエアロバス (帝産観光バス)
LV-N304c トヨタカローラレビン 2ドア GT-APEX 1985年式 (白/黒)
LV-N310b マツダボンゴブローニイ (引越のサカイ)
ジオコレ64 #カースナップ19b サーフィン2
の5品です。

 

 


人気車でありながらちょっとハズしたタイプのカローラレビン、大型観光バス、ワンボックスバンと、TLVならではの車種選定が光ります。

 

 

 

まずはカローラから。
デビューから40年以上経ちながら、今なお人気が高い#E8#型カローラレビン/スプリンタートレノ。ミニカーも近年になってから多くの新規モデルが出ています。
ただし「頭文字D」の影響からかスプリンタートレノの3ドアが圧倒的に多く、カローラレビン2ドアというと実に少数派です。
TLVでは既に前期型GT-APEXとライム、後期型のGT-APEXがリリースされていて、今回は前期型と後期型のGT-APEXにカラーバリエーションが追加されました。ディテールの変更はありません。

 

 

 

近年でも見かけることが多いツートーンのレビン。ただし、ホイールやマフラーまでノーマルを保っている個体に出会うことはまずありませんね。

 

 

 

今回のカラーリングは、前期型がシルバーメタリックと黒のハイメタルツートンボディにブルーグレーの内装、後期型が白と黒のハイテックツートンボディに黒の内装です。
厳密に言えばハイテックツートンの白は前期型と後期型ではカラーコードが異なる別色なのですが、さすがにTLVでもその色調の差までは再現されていません。
まあ、実車でもパッと見で区別できるほどの大きな違いではないですけどね。


新仕様として後期型の1.5リッター車や、レギュラートミカで金型を改修しクイントインテグラに化けてしまったため希少だと言われている、スプリンタートレノ2ドアなどもTLVで見てみたいと思います。


続いてエアロバスです。
1980年代の一般的なタイプの三菱ふそう製大型観光バス。
3月に石塚観光自動車仕様が出たばかりのTLVのエアロバスに、今度は帝産観光バス仕様が加わりました。ディテール変更のないカラーバリエーションモデルです。

 

 



白地に鮮やかな色のストライプが映える帝産観光バス。幼少時、皇居前広場で見かけた記憶がよみがえってきます。

 


ボディカラーは石塚観光自動車仕様と同じ白をベースに、黄色とオレンジ色のストライプを配した帝産観光バスカラー。これに枕カバーを白く着色したえんじ色の内装を組み合わせています。


また、ホイールがクロームメッキになっている点、客席部分のウィンドウが青色になっている点、過去品では外側が方向指示器、他がテール/ブレーキランプの3連型だったリアランプが方向指示器とテール/ブレーキランプの一体の3連型になっている点といった些細なところまで、帝産観光バスのディテールを追求しているのは見事です。


帝産観光バスのミニカーと言うと、過去にダイヤペットの三菱ふそうスカイパーラーバスというのがありましたっけ。
当時の観光バスタイプのミニカーは、国鉄ハイウェイバス、はとバス、空港バス(航空会社カラー)あたりが関の山で、スカイパーラーバスは名実ともに異色の存在でした。


何としても欲しかったモデルだったのですが、その頃我が家ではミニカーは玩具として親に買ってもらうものから、コレクションアイテムとしてジブンの小遣いで買うものとの認識になっていました。
そのため小学生の限られた小遣いから2000円の捻出は難しく、結局入手は叶いませんでした。

 

 



ダイヤペットの三菱ふそうスカイパーラーバス。既存の空港バスの窓柱をカットしたため、モールドの一部が残っているのもまた味わい深いところです。

 

 


今となっては、事業者カラーや外装ディテールの大半がシールの印刷で表現したダイヤペットより、緻密で繊細な仕上げのTLVのほうが満足度が高いので、これは長年思いを温めていた甲斐があったかな、と。


ラストはボンゴブローニイ。
ワンボックスワゴン/バンをボンゴ車と呼ぶ年配層が一定数おり、ワンボックスの草分け的車種がボンゴであることは周知の事実でしょう。
反面仕事車であることで、オーナーでさえボンゴの名を知らないこともあったりと、悲しいエピソードもまた事実です。
そんな切ないコマーシャルカーのTLV化は驚愕に値しましたが、今回さらなるバリエーション展開。しかも通常品とカースナップの2種類リリースにまたしても感嘆のため息が隠せません。

 

 



先月のトミカラマヴィンテージのシビック同様、品番19aとは違う車種が同梱された19b。19aのマスターラインと似たボディカラーは意図的なのかも。

 

 


通常品は過去品のカラーバリエーションモデルで、引越のサカイ仕様。白地に黄色のストライプ、パンダのマークと企業名が入っています。
またサイドモールがないことやバンパーがボディカラー同色ではないのは、実車に即してDXグレードに改められている証です。


カースナップ付属品はルーフ上にキャリアが付いた点が過去品との違いとなります。ボディカラーは純正にない青で、メーカー公式サイトにある製品画像の真っ青よりも緑がかった落ち着きのある色調になっています。
このモデルもサイドモールがないDXですがフロントグリルとバンパーが黒いのは、ボディともどもオーナーが自分好みにペイントしたという演出でしょう。


内装については両モデルともグレー、セカンドシートが折り畳まれた状態です。
カースナップ内容のサーフボードを積載するのはもちろん、引越のサカイ純正の梱包用ダンボール箱を自作して積み込むのも面白いかも知れません。


ことあるごとに書いていますが、近年のミニカーは車種、スケール、ディテールのいずれも多種多様なモデルがリリースされていて、自由自在にコレクションのカテゴリーを設定できる時代になりました。
ジブンもミニカーコレクションを始めて結構な年月が経ち、改めてTLV以外には本気にならないように戒めている日々です。


過去には愛飲の発泡酒に景品として付いていた、乃木坂46の「メンバー別デザイン オリジナル缶ホルダー」を全9種フルコンプしたり、冷凍パスタのパッケージに記された文字のフォントが変わったことに気づいたりと、日常生活でコレクション癖とバリエーション感知脳が発動してしまうのは困った習性でして…。


では今回はこの辺で…。