6月に入って夏を予感させる気温になったり突然雨が降ったりと、気候の変化が目まぐるしい日もあります。


ウェザーニュースの週間予報で晴れ続きだからと愛車を洗車すれば綺麗な状態は3日ともたず、数日中に傘マークがあり洗車を控えると一向に雨は降らずと、何か因縁めいたものを感じることも…。
丸一日かけて洗車して、帰り道で雨に見舞われることも高頻度であったりして閉口必至です。
ではTLVニューモデルレビュー、前後編に分けて参ります。


前編で紹介するのは
LV-N165d ホンダシビック タイプR 1999年式 (銀)
LV-N191b いすゞエルフ 花見台自動車セフテーローダ ビッグワイド (ADVAN)
LV-N208d トヨタハイエースワゴン スーパーカスタム 1990年式 (白/水色)
LV-N216d トヨタハイエースワゴン スーパーカスタムG 2001年式 (白/銀)
トミカラマヴィンテージ06b カーリフト
の5品です。

 

 



乗用車に限定しないラインナップを公言するTLVのスタンスを裏付けるかのようなニューモデルの数々。トラックやワンボックスワゴン、何でもありです。

 

 


それではシビックから。
1995年にデビューした6代目EK型シビック。そのモデルライフ中に追加されたスポーツバージョンがタイプRです。
これまでに前期型1997年式と後期型1999年式がTLV化されており、今回は通常品で後期型のカラーバリエーション、トミカラマヴィンテージ付属品でカスタム仕様を謳った前期型がリリースされました。
後期型はボディカラーの変更のみでディテールの違いはありませんが、前期型についてはカスタム仕様ということで社外品と思しきアルミホイールに履き替えているのが過去品との相違点です。

 

 

 


トミカラマヴィンテージ06aの同梱品はEG型シビックでしたが06bではEK型。同一品番のバリエーションで異なるモデルが付属するのは珍しいことです。

 

 

 

ボディカラーは後期型がボーグシルバーメタリック、前期型がタイプRには設定のないレッドで、いずれも赤シートを装着した黒内装を組み合わせています。
また前期型はボンネットにカーボン柄とドアにナンバーレスのゼッケンシートが印刷されるなど、ノーマル車とは違った雰囲気です。
シルバーメタリックの後期型は同じカラーの前期型が既出であるため、既視感特盛りで新鮮さが薄らいでしまった気がします。


現在ではシビックイコール少し大きめのボディという印象が定着していますが、以前はビギナードライバーの入門車種としての立ち位置も持ち合わせていました。
その役割をフィットに譲りすっかり海外体質になってしまったシビックは、ボディサイズも価格も名前が示している市民を対象にしていないように見受けられるのが残念です。


次はエルフです。
いすゞの、と言うより日本のトラックの代表格に相違ないエルフの5代目。
車載専用車のセフテーローダとFRPタイプおよびアルミタイプのパネルバンがTLVで既出ですが、前者のカラーバリエーションが出ました。ディテールに変更はありません。

 

 



カラーリングとともにADVANのロゴが鮮明なエルフ。中学生の頃「ADVAN」を「ADバン」と読んで友人に笑われた記憶が蘇ります。

 

 


今回はボディカラーをADVANカラーの黒と赤に塗り分け、トラックが持つ無骨なスタイリングと相まって精悍なイメージに仕上げられています。


日産自動車特注品のSTPタイサンGT-Rはもちろんのことイノモデルや拓意、ターマックなどでも出ているADVANカラーを纏ったモデルとともに楽しむのも良さそうです。
またこれらのこれらのアジアンブランドのモデルには乗用車だけでなくトラックも同色のものがあるので、それらを交えてディスプレイというのもアリかも知れません。


続いてハイエース。
現行型の前の世代である#H10#型です。現行の#H20#型型がデビューから既に20年、#H10#型も15年間売り続けられたため、先代と言っても最高年式で20年、最初期型だと35年が経過し、明らかにネオヒステリックカーと言えます。


実車も人気があったため、TLVでも前期型2.4スーパーカスタムリミテッドとスーパーカスタム、後期型リビングサルーンEXとスーパーカスタムGおよびスーパーカスタムリミテッドと多彩なモデルが既出です。
今回は前期型スーパーカスタムと後期型スーパーカスタムGにカラーバリエーションモデルが追加されました。

 

 


年次改良ごとに多くのツートーンカラーがあるハイエース。中国でライセンス生産されている金杯海獅が拓意から出ているので並べるのも楽しそう。

 

 


ディテールは過去品の同グレードと同一で、カラーリングのみの変更。
ボディカラーはスーパーカスタムが白とブルーメタリックのスプラッシュウェーブトーニング、スーパーカスタムGが白とシルバーメタリックのアクアシルバートーニングで、ともに内装はグレーです。

 


今のところTLV化されていない1993年式や1996年式の登場も望みたいですが、毛色の変わったモデルとして「あいのり」のラブワゴンとか。これはさすがにボディタイプが違うのでムリか…。


ジブンはこの番組を観ていなかったので、改めて公式なものから個人のブログまでさまざまな記述を見てみましたが、予想通り登場人物の恋愛模様に関するものばかりでハイエースの車型ついての言及は見つかりませんでした。
しかたなく拙い記憶を総動員すると、国内ロケで使われたバン、海外ロケ時の奥目ヘッドライトを持つ海外仕様、番組タイアップイベントの送迎車だったグランドキャビン(コミューターだったかも)、「あいのり2」の後期型ワゴンと、結構なバリエーションがあったと思います。


最近のTLVは荷台やドアなど可動部を盛り込んだモデルが増えています。
過去品のマツダボンゴブローニイや日産キャラバンがスライドドアとリアゲート開閉のダブルアクションを備えたのに比べると、ハイエースはいささかあっさり感じるのも事実です。


最近のレギュラートミカが可動部分を廃して「スーパースピード」のみ(これさえもパッケージに表記されていない)のモデルが定着しつつある現状で、反対にアクション付きのTLVが増えているのは皮肉と言えます。
また同時にアクションを持たずにハイディテールを追求したモデルこそが、TLVの真骨頂ではないかと再認識するとかしないとか。


では今回はこの辺で…。