「睡眠不足 」は、集中力の低下やお肌に悪いだけでなく、さまざまな病気の原因の1つとも言われています。
肥満、糖尿病や高血圧との関係も研究されていて、睡眠時間が4時間に満たない人の場合は、7~9時間睡眠をとる人に比較して、肥満になる確率が高いなどという研究結果もあるのだとか。
いずれにしても、睡眠をとることは脳を休ませるために必要不可欠なこと。質のよい睡眠をしっかりとることで、新陳代謝が促され、起きているときに活動していた脳や体を休ませてあげることができます。睡眠は、ストレスの発散にも効果があるそう。
そして、この度「睡眠不足が免疫系の低下につながる」という新しい研究結果が発表されました。
イギリスとオランダの研究者によると、睡眠不足は、とくに夜の間に「顆粒性白血球」の生産を促します。この顆粒性白血球は、睡眠不足というストレスにすぐに反応して、直接体のストレスとして反応が現れるのだそう。睡眠不足だと、白血球の昼夜のリズムが崩れてしまい、カラダにストレスがかかってしまうのだとか。
免疫系が低下すると、体内に入った細菌やウィルス、また体内で発生したガン細胞などの異物から身を守る力が弱まり、病気にかかりやすくなってしまうということなんですね。
ヨーグルトの乳酸菌やおそばに含まれるルチン、納豆のイソフラボン、梅干のクエン酸、にんにくの硫化アリルなどでも、免疫力を高めることはできますが、できれば、きちんと睡眠をとっておきたいところですね。
枕の高さや硬さを自分に合うものを選んだり、照明をやわらかい光に変えてみたり、リラックスしてよく眠れる代表選手の「カモミール」、睡眠前に緊張や不安をやわらげ、気分を明るくしたい時の「クラリセージ」、「オレンジスイート」などのアロマを生活に取り入れて、脳も体も休ませてあげてくださいね。
しっかり睡眠をとって、免疫力が衰えるのを防ぎましょう!