平成３０年２月２８日０５時５１分 仙台管区気象台発表
東北地方は、３月１日昼前から２日にかけて、広い範囲で非常に強い風が吹き、日本海側の海上は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。また、気温が上昇し雨が降るため、融雪による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、なだれのおそれがあります。
【気象状況】
前線を伴った低気圧が華中にあって東北東へ進んでいます。低気圧は、急速に発達しながら、２８日夜には朝鮮半島の南部へ進み、３月１日はさらに発達しながら日本海を北東へ進む見込みです。
２日は発達した低気圧がオホーツク海へ進み、北日本は強い冬型の気圧配置となるでしょう。
【風・波】
＜地域・時期・量的予想＞
東北地方は、急速に発達する低気圧の影響により、３月１日昼前から２日にかけて広い範囲で非常に強い風が吹き、日本海側の海上は大しけとなる見込みです。
３月１日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は、
日本海側 海上 ２５メートル（３５メートル）
陸上 ２２メートル（３５メートル）
太平洋側 海上 ２５メートル（３５メートル）
陸上 １８メートル（３０メートル） です。
３月１日に予想される波の高さは、
日本海側 ７メートル
太平洋側 ５メートル です。
＜防災事項＞
３月１日から２日にかけて、暴風や高波に警戒してください。
【融雪・なだれ】
＜地域・時期＞
東北地方では、３月１日は低気圧に向かって暖かい空気が流れ込み、気温が上昇し雨が降るため、積雪の多い地域では雪解けが急速に進む見込みです。
また、積雪の多い傾斜地では、なだれの発生するおそれがあります。
＜防災事項＞
３月１日は、融雪による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。積雪の多い傾斜地では、なだれにも注意が必要です。また、屋根からの落雪のおそれがあります。雨により積雪の重さが増すため、老朽化している建築物などは倒壊のおそれがあります。
【補足事項】
今後、地元気象台の発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。