<米大統領>情報収集、合法性強調 NSAを擁護
毎日新聞 6月8日(土)11時13分配信
【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は7日、米西部カリフォルニア州で開いた記者会見で、英米紙が報じた米国家安全保障局(NSA)による極秘の電話記録や電子メールなどの情報収集について「繰り返し議会の承認を得てきた」などと述べ、法的に問題がないとの認識を示した。また、プライバシーの侵害に対する懸念について「あらゆる保護措置が取られており、連邦裁判所も全体を監督している」と理解を求めた。
大統領は、通話記録の収集について「情報機関は電話番号や通話時間を見ており、通話の内容は聞いていない」と強調。さらに「もし内容を聞こうとすれば、裁判所の判断を仰がなければならない」と語り、内容の把握には裁判所という歯止めがあると説明した。
また、電子メールなどの情報収集は「米国民や米国居住者を対象にしたのではない」と指摘。いずれの収集活動も国民をテロ攻撃から守るための措置として2006年以降、議会から承認を受けており、プライバシー保護と国民の安全確保という二つの課題について「適切なバランスをとってきた」と述べた。