学校裏サイト監視システムを構築 府立大グループ開発、実用化へ
6月9日9時39分配信 京都新聞
■「いじめ語」検出、教委に通報
生命環境科学研究科の吉冨康成教授(情報伝達システム学)や田伏正佳准教授たちのグループ。子どもが開設する裏サイトやプロフは多様で巧妙になり、教員から見えにくい「ネットいじめ」の温床になっている。教員が監視している学校もあるが、負担は大きい。
システムは、実際の裏サイトでいじめに使われている「きもい」「無視」などを「いじめ語」として選び、児童生徒が利用するサイトに登場していれば自動で検出する。悪質な「死ね(氏ね)」「消えろ」などの表現が見つかれば、教育委員会や学校に通報する仕組みだ。裏サイトにリンクしている別のサイトを自動的にたどって検索する機能もあり、多くのサイトをチェックできるという。
今後、府立大の地域貢献型特別研究として、京都市教育委員会と実用化を進める。市立の小中学校と高校から数校を選び、その学校が関係するサイトを調査する予定で、市教委は「サイト管理者への削除要請や生徒指導など、緊急性の判断や対応方法を検討していきたい」としている。
吉冨教授は「学校の態勢に合った実用的な支援システムをつくり、多くの学校で利用できるようにしたい」と話している。