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米ベライゾン・ワイヤレス、スカイプに自社ネットワークを開放へ

2月17日13時48分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル

 携帯電話会社の米ベライゾン・ワイヤレスは、インターネット電話サービスのスカイプとの提携を発表した。これにより、ベライゾンのデータサービスプランに加入している顧客は無料の国内通話と格安の海外通話が可能になる。

 ベライゾン・ワイヤレスは大部分の携帯電話会社と同様、自社ネットワーク内でのインターネット通話を可能にすることに反対してきた。スカイプは課金に通話時間よりも、無制限のデータ通信プランを利用している。この提携は通話時間の重要性が低下したことを示しているほか、自社ネットワークを新しいアプリケーションや商品のために開放するという、数年にわたる通信会社の動きを表している。

 スカイプのジョシュ・シルバーマン最高経営責任者(CEO)は「世界中の通信会社の姿勢に大きな変化を感じている」と述べた。

 スカイプのユーザーは、無料通話のプログラムを利用できるようになるが、依然通話とデータ通信のプランを契約する必要がある。ベライゾン・ワイヤレスのジョン・ストラットン最高マーケティング責任者(CMO)は「これが当社のネットワークに多くのユーザーを引き付けることを望んでいる」と述べた。ベライゾン・ワイヤレスは米ベライゾン・コミュニケーションズと英ボーダフォン・グループの合弁会社。

 このプログラムは3月下旬に始まる予定で、ブラックベリーやグーグルの基本ソフト(OS)アンドロイドを搭載したモトローラ製の端末を含む9種類のスマートフォンで利用可能になる。

 スカイプと通信会社との関係はこれまで良くなかった。例えば、AT&Tとアップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)」向けの同種のアプリケーションは、WiFi(ワイファイ、無線LAN)接続のみに対応しており、携帯電話ネットワークでは利用できない。

 よく挙げられる懸念の一つは、通信会社がこのようなプログラムの結果増えるデータ通信量に対応できるのかという点だ。ベライゾンはこのプログラムが自社ネットワークの質の低下をもたらさないと主張している。ストラットンCMOは「そのようなことが起こらないように全力を尽くす」と語った。