[市況]人気は単焦点! デジタル一眼の醍醐味、交換レンズランキング
5月19日12時39分配信 BCN
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| 一眼レフの魅力を引き出す交換レンズ |
【レンズマウント別 交換レンズ売れ筋トップ10】
デジタル一眼用の交換レンズには、大きくわけて、カメラメーカーが作っている「純正レンズ」と、レンズメーカーが、カメラとレンズを接続する部分「レンズマウント」ごとに作る「サードパーティーレンズ」の2種類がある。今回のランキングでは、そのレンズがどのメーカーのカメラに使用できるか、ということで「レンズマウント」別に、売れ筋レンズを紹介しよう。
●キヤノン
まず、キヤノン用の「キヤノンEFマウント」レンズから。1位はキヤノン純正の単焦点レンズ「EF50mm F1.8 II」だった。重さわずか130gというコンパクトモデルで、同社は単焦点レンズの入門用として適したレンズとして位置づけている。2位も同じ製品の海外向けモデルだった。
3位がタムロンの「AF18-270mm F/3.5-6.3 DiII VC LD Aspherical [IF] MACRO」がランクイン。焦点距離が18-270mmで、世界最大の15倍のズーム倍率を実現したレンズで、広角18mmから超望遠270mmまでを1本でカバーできるモデルだ。
●ニコン
続いて、ニコン用「ニコンFマウント」を採用した交換レンズの売れ筋を見てみよう。1位はニコン純正の「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」。同社で初めて「D300」「D90」「D60」などのDXフォーマット専用に開発した単焦点レンズだ。35mmフィルムカメラ換算で52.5mm相当で、APS-Cサイズ用の標準レンズともいえる。
2位が「AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)」で、70mmから300mmをカバーする望遠ズームレンズ。そして、3位を獲得したのは、キヤノン用でも3位に入ったタムロン「AF18-270mm F/3.5-6.3 DiII VC LD Aspherical [IF] MACRO」のニコン用だった。
●ソニー
ソニーのデジタル一眼用「ソニーαマウント」採用の交換レンズでは、サードパーティ製のレンズが目立つ。上位11本のうち、およそ半分の6本を占めた。その中で1位はソニー製の純正レンズ「75-300mm F4.5-5.6」。75-300mmをカバーするズームレンズだ。
2位がタムロンの「AF18-200mm F/3.5-6.3 XR DiII LD Aspherical[IF]Macro」。広角から望遠までをカバーする、ズーム倍率11倍のレンズだ。3位にはソニー製の単焦点レンズ「50mm F1.4」がランクインした。
●パナソニック+オリンパス
パナソニックとオリンパスは、共に「フォーサーズマウント」を採用している。また、パナソニックの「LUMIX Gシリーズ」が採用している「マイクロフォーサーズ」規格対応レンズについては、該当製品が4機種しかないため、「フォーサーズマウント」に含めて集計した。
1位はオリンパス製「ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6」。ニコン、ソニーの両マウントでも人気の70-300mm前後の望遠ズーム。しかし、フォーサーズ系では、35mmフィルムカメラに換算した焦点距離がレンズの焦点距離のほぼ2倍になるため、さらに望遠効果の高いレンズだといえる。
2位もオリンパス製の単焦点レンズ「ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8」。本体が非常に薄いことからパンケーキレンズと呼ばれるモデルだ。同社のデジタル一眼レフカメラ「E-420」と組み合わせた時のコンパクトさが印象に残っている人も多いだろう。3位にも同様に、オリンパス製の単焦点レンズ「ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro」がランクインした。
●ズーム機能はないけれど人気 単焦点レンズとは?
各マウントで人気のレンズを眺めると、上位に必ず単焦点レンズが入っていることに気がつく。ズームレンズが一般的になっているなか、焦点距離が変更できない単焦点レンズが人気を集めているのは、いくつかのメリットがあるからだ。
最大のポイントは画質の高さ。特定の焦点距離で画質を考慮すればいいため設計が比較的容易で、高画質で明るいレンズが多い。また、構造が単純なので、小さく軽くすることができ、ズームレンズに比べ安価だ。
一方、単焦点レンズのデメリットは「ズーム機能が使えないこと」に尽きる。例えば、よく使われる18-200mmの高倍率ズームレンズを、単焦点レンズで置き換えるとすると、18mm、20mm、24mm、28mm、35mm、50mm、85mm、105mm、135mm、200mmと10本ほどのレンズを使わなければならない。もちろん、それぞれの間の焦点距離では使えないことになる。
1本の単焦点レンズでさまざまな画角をカバーしようとすれば、カメラを持った撮影者自身が、被写体に近づいたり遠ざかったりして動いて構図を決めなければならない。このように単焦点レンズを使い「自ら動きながら構図を決める」撮影方法は、一見すると面倒だが写真撮影の基本とされ、上達への近道とも言われている。交換レンズを選ぶなら、単焦点レンズも候補に入れてみてはどうだろう